2020.01.29

クリエイターのお祭り!!2020冬ハンドメイドインジャパンフェス その2

2020年1月11日と12日の2日間、東京ビッグサイト(江東区有明)で開催されたHandMade In Japan Fes 2020冬。2日目の今日は日差しもなく、屋外はかなりの寒さ。

【公式サイト】https://hmj-fes.jp/ 略称はHMJ。

一転、屋内はクリエイターたちの熱量と1点物を買いに来たお客さんの熱気でそこそこ暖かい。客の出足も早く、イベントオープンの11時前に、ゲートには山盛りの人だかり。オープンと同時に駆け込む姿も。

今回も引き続き、気になるクリエイターを紹介します!

東京ビッグサイトで開催されたハンドメイドインジャパンフェス2020冬の会場エントランス

手仕事の極み! 部品もすべて手作り ‐ 金属工房Art's -

チェスの駒にもなるペンダントヘッドは大きさが100×100×200ほどの小さなもの。細部は手彫りで仕上げている。

宮城県からの出展です。子供が触って遊べる金属のおもちゃの作成をコンセプトに、緻密な金属の細工物を作っています。今回は主にペンダントヘッドにもなるフィギュアを販売していましたが、デザインはすべてオリジナル。

海外のデザインコンペで奨励賞を獲得した作品。可動部は部品からすべて手作りしている。

さらにこれらのキャラクターにはそれぞれストーリーがあって、コレクションしたくなるほど。髪の毛や洋服の縫製までも、ていねいに作りこんでいました。

デザインノートそれ自体がすでにアート本のように美しい

金属工房Art's

クリエイター:太田 智(おおた さとし)

【HP】https://www.arts2010.com/

【Facebook】https://www.facebook.com/rpg2010.arts/

【Creema】https://www.creema.jp/c/r-p-g-2010

【BASE】http://arts2010.thebase.in/

【minne】https://minne.com/@arts2010

待ち針の先っぽに小さな小さな細工物 ‐R.NAKAI-

コインと比較して見てほしい。この小ささたるや……!市販の針に細工物を施して絶対取れないように仕立てている。

北海道からの出展です。クリエイターとしてはかれこれ15年ほどになるとのことですが、作品は小さな細工物ほど表情や姿がかわいらしいのです。

待ち針に合わせて、インコの頭を模した針山も展示販売していましたが、いくら何でも針はさせないでしょうに。
その大きさといい、細工の細かさといい、すでに実用的用途とはかけ離れていて面白いです。

インコの頭の針刺し。変にリアル、で実用には向かないと記者は思う。

R.NAKAI

クリエイター:R.NAKAI

【HP】http://ameblo.jp/nakanakary/

【Twitter】https://twitter.com/ry_na_ka

コンクリートに魅了された結果、こうなる ‐pokune‐

コンクリートが好きでこの世界に飛び込んだのは1年半前のこと。コンクリートの素材としての面白さを最大限に生かすデザインを追究中。

コンクリートのむき出しの壁の部屋には、やはりコンクリートのインテリアがよくマッチします。もともとクリエイターとそのプロダクトを紹介するサイトの構築にいそしんでいた彼が、自分もコンクリートでやりたいと思ったのがクリエイター人生の始まりでした。

ステーショナリーやピアスなども。コンクリートは重いのでは?というイメージを払拭する作りだ。

現在はオブジェや什器としての受注もあるそうですが、〝作りたい″という強い思いが押さえがたい時もあるようです。クリエイター自身は何というか、脱力系の若い青年。作品通りのクールな印象。イベントではこうしたクリエイターの人となりに触れられるのも面白さのひとつですね。

pokune(ぽくね)

クリエイター:甲斐 健一(かい けんいち)

【HP】https://www.pokune.jp/

【Instagram】https://www.instagram.com/pokune/

【Creema】https://www.creema.jp/c/pokune

【BASE】https://www.pokune.jp/

夫婦ユニットクリエイター、表現は別だけれど世界観似すぎ ‐うこわや‐

令和二年は子(ねずみ)年。だからネズミのかわいい(?)粘土細工のオブジェをいくつも作った模様。ただその表情、正直かわいくありません。癖になるようなちょっぴり毒を含む顔つきで、独特の世界観がブースに広がっていました。作品を見ていると、次から次へとカオスの扉を開く感じに襲われるのです。

キャラクターの目に注目。このあらぬ方向に向けられた目が、得体のしれない雰囲気を漂わせている。

夫婦で表現するその世界観は酷似しています。奥様に言わせると、夫婦ともに〝ただかわいいでは終わりたくない″と。
謎と変な不細工さにまみれた世界観が何とも癖になります。確かに〝かわいい″は当たらない。適切な言葉が見当たりません。

こちらの刺繍はうこわやの妻の作品。すべて手刺繍だ。その腕前は舌を巻くほど高度だが、なぜそのテーマで刺繍したのかが謎。

うこわや

クリエイター:うこわや

【HP】https://blog.goo.ne.jp/ukowaya719

【Twitter】https://twitter.com/ukowaya

【Instagram】https://www.instagram.com/ukowaya/

【minne】https://minne.com/@ukowaya

極薄段ボールが織り成す生き物のカタチ ‐段々倶楽部(だんだんくらぶ)‐

極薄段ボールを積層して作る動物たち。完成品はコンパクトで非常に軽いのも特徴だ。

建築設計事務所であるムラオデザインワークスの放課後クラブ活動として始まった段ボールの活用が、時間をかけてここまで洗練されました。

極薄の段ボールから姿を現すのは犬や猫、象にキリンに恐竜と、実にさまざま。今は奥様が段々キットの造形のデザインを一手に引き受けます。極薄段ボールを貼り合わせていくだけなのに、仕上がりはベニヤかなにかの集積材を切り出したような雰囲気。

アートクラフトとはいえ、自分でパーツを切り取り、貼り合わせて作り出していくキットならではなのでしょう、オブジェへの愛着もひときわ強くなるのでした。

オオアリクイをデザインモチーフに選ぶのが斬新。そういう発想こそが、他の追従を許さないのかも。

段々倶楽部

クリエイター:ムラオデザインワークス

【HP】http://mdw.la.coocan.jp/

【Facebook】https://www.facebook.com/dandan.club

【Instagram】https://www.instagram.com/dan_dan_club

【Creema】https://www.creema.jp/c/dandan_club/selling

【iichi】https://www.iichi.com/shop/mdw

お客の反応を直に感じたいからイベント参加は欠かせない ‐TAKUNOBU‐

陶器とは思えないほどの質感はその色合いとデザインからか。まるで漆をぬったかのような艶だ。

中学を卒業してすぐ陶芸家である父に師事し、この世界に入って20年を迎えるベテランの若きクリエイターTAKUNOBUがHMJに参加するのは実に4年ぶりだとか。

京都からの出展です。地元で開催されるアートイベントには積極的に参加しているといいます。というのも、お客様の反応を直に感じられる対面販売は創作活動には非常に刺激になるからだとか。

洗練され生き残ってきたデザインの数々。テイストの違う陶器を置いて、双方で引き立てあう関係に。

今回の2日間の販売でも即座に客層等を判断し、展示物を入れ替えるという技を駆使しています。そういうアンテナはクリエイターにとっては必要不可欠なのかもしれませんね。

TAKUNOBU

クリエイター:Takunobu Sawada

【Facebook】https://www.facebook.com/pg/tou.TAKUNOBU

【Instagram】https://www.instagram.com/takunobu_sawada

【Creema】https://www.creema.jp/c/takunobu

【iichi】https://www.iichi.com/shop/C1230093

【Minne】https://www.minne.com/@takunobu

取材を終えて

あっという間の2日間、ハンドメイドインジャパンフェスは今年も盛況でした。今回もすてきなクリエイターさんたちにお会いすることができました。どの人にも共通して言えるのは、自分の中にある創作意欲に突き動かせられるがまま作品を作り、今ここにいるということ。その〝作りたい魂″に感動させられます!

こうしたイベントはクリエイターさんの創作活動の大きなブースターになるのでとても大切。あるクリエイターにとってはお客様の反応や売り上げがそうであったりしますし、クリエイター同士の交流によって、創作意欲が増すことも。

HMJのイベントは今年はこれで終わり。主催のクリーマは4月に大阪でのイベントCreema Craft Partyが進行中。

【公式サイト】https://craftparty.jp/

さて、次のイベントではどのようなクリエイターに出会えるのか、本当に楽しみです。次回のアートイベントのレポートもぜひお楽しみに!

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今井 美枝子

今井 美枝子

1965年生まれ。化学メーカーのテクニカルライターと車両板金塗装専門誌記者を経て、フリーランスライターへ。チームでインタビュー記事や企画など、コンテンツのプロデュースも行っています。

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