2020.08.21

海洋ゴミから作られた美しい工芸品【buøy(ブイ)】でプラスチックとの付き合い方を考えよう!

buøy(ブイ)

レジ袋有料化やプラスチック製ストローの廃止運動などを通じて、一般的にも広く知られるようになった世界のプラスチックゴミ問題。

未来のゴミを減らすという意識は大切ですが、同時に捨てられてしまった多くのゴミにも目を向けなくてはなりません。

そこで今回取り上げるのは、「buøy(ブイ)」という海洋ゴミで作られた美しいアイテムです。
生み出した人たちのプラスチックにかける想いも込めて、ご紹介していきます!

海洋ゴミから生まれたのは彩り豊かな工芸品でした

buøy(ブイ)

絵の具で着色したような豊かな色合いが美しい「buøy」のアイテムは、すべて海に捨てられていたプラスチックゴミから作られました。

そもそもプラスチックには、色だけでなく素材や特性にもさまざまな種類があるのは知っていますか?
それらすべてを分別してリサイクルするというのは膨大な時間と手間のかかる作業になるため、日本ではほとんどのプラスチックゴミはまとめて燃やしたり、埋め立てたりしている現状があります。

そこで、「せめて海洋ゴミを回収し、美しい工芸品を作ることはできないだろうか?」という想いから生まれたアイテムが「buøy」なんです。

目指したのはリサイクルではなくアップサイクル

アップサイクルという言葉を知っていますか?
簡単に言うと、リサイクルが廃材を再利用することなら、アップサイクルは元の製品よりさらに価値の高いものに生まれ変わらせることを目指した活動です。
アップグレードされたリサイクルといった感じですね。

「buøy」は、プラスチックゴミを美しい工芸品に生まれ変わらせることで新たな価値を持ちました。

生み出したのは、プラスチック製品のデザインや製造を手掛ける株式会社テクノラボの社内プロジェクトチームです。

日頃から海洋ゴミの話題に触れる度、「自分たちが生み出しているプラスチック製品が、環境に悪影響を及ぼしているのだろうか…」と胸を痛めていたそう。

そこで、「プラスチックを扱うものとして、環境問題やゴミ問題、社会の意識について、いま一度見つめ直すきっかけとなるような製品を生み出せないか?」と思考錯誤の上、誕生したのが「buøy」でした。

でも、あくまで徹底していたのは工芸品として「欲しい」と思う魅力的なデザインであること。

確かにゴミから出来ていることを前面に出したのでは、工芸品とはちょっと違うかもしれません。
さまざまな理屈抜きで、素直に「ステキ!」と手に取ってもらえることこそ、工芸品としての価値をもったアップサイクルになるんです。

「buøy」から感じる私たちが出すゴミのリアル

buøy(ブイ)

「buøy」の原料は、海洋プラスチックゴミ100%。
つまり、持った時に感じる「buøy」の重みが、私たちが出したゴミの重さです。

お皿1枚の重さと考えれば大したことないかもしれません。
でも、沢山の色が混じり合う向こう側には、それだけさまざまな種類のプラスチックが捨てられていたということなんです。

本来、異なる種類のプラスチックを同時に加工するというのは、高い技術を要する作業。
加熱により溶け出す温度や特性の違いがあるためです。

しかし、あえてそこに挑戦し、実際に捨てられているプラスチックゴミを細かく分別せず加工した結果、buøyの持つ豊かな色合いと独特の質感に繋がりました。

本来であればマイナス要素になることを逆手に取ったことで、1つ1つ異なる表情が「世界で1つのもの」となり、工芸品としての価値も高めることとなりました。

これからのプラスチックとの付き合い方を考えよう

buøy(ブイ)

ペットボトルや、商品の包装、さまざまな容器、文房具…
私たちの暮らしには本当に多くのプラスチック製品が溢れ、日常的に使っていることがよくわかります。

本来プラスチックは便利なものなのに、私たちが誤った扱い方をしてきたせいで「環境に悪いもの」のイメージがついてしまったのではないでしょうか?
プラスチックが悪いのではなく、安易に使い捨てする私たちの意識こそが環境に悪影響を与えてきたのだと自覚しなければなりません。

「buøy」を日常に取り入れながら、これからのプラスチックとの付き合い方について考えてみませんか?

商品情報

商品名 buøy(ブイ)

販売元 株式会社テクノラボ

公式サイト http://www.techno-labo.com/rebirth/

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かとうかのこ

かとうかのこ

大学卒業後、海外を放浪したのち農業を始める。農業の傍ら、農や食を中心にライターとしても活動。美味しいものと、温泉、旅が好き。特技は、手だけでモコモコかつなめらかな泡を作ること。

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