“その名前、買います!”ネーミングで生まれる新しいコミュニケーションって?「namee(ネイミー)」

かとうかのこ
かとうかのこ
2021.01.07

名前のインパクトって、大事ですよね。
個人の名前に限らず、珍しい名前はそれだけで印象が強いし、イメージピッタリのネーミングや親しみやすい名前にはセンスを感じることもあります。
大ヒットした商品やサービスなどは、内容と共にネーミングが優れていることもよくある話です。

今回ご紹介するのは、そんな名前を販売し、購入した人が名付けられるというネーミングライツのプラットフォーム「namee(ネイミー)」です。
個人間でネーミングをやりとりできるサービスの新たな可能性にせまってみましょう!

販売しているのは命名権「namee(ネイミー)」

namee

「namee」は、ネーミングしてほしい人(オーナー)とネーミングしたい人(ネーマー)をつなげるネーミングのプラットフォームです。

そもそも命名権とはネーミングライツとも言い、施設やイベントに名前を付ける権利を販売するというビジネスモデルのひとつ。
身近なところで言うと、競技場や大会のなかにも、「○○スタジアム」「○○カップ」のようにスポンサー企業の名前が付けられているものが浮かぶと思います。

でも、本来ネーミングライツは役所や企業のなかでやりとりされるもので、個人にはあまり縁がないと思っていませんでしたか?

そこで、このネーミングライツのやりとりを個人間でも可能にするべく誕生したのが「namee」です。
「namee」で販売できるネーミングは、物やお店、場所だけでなく、イベントや人のミドルネーム等、名前を持つものなら幅広く対応しています。

ネーミングが広告になる!?

namee

「namee」では、“nameeのサブネームのネーミング”も販売しています。
1年間、あなたのつけた名前がnameeの後ろに「by 〇〇」「supported by ◯◯」のように表示されます。

もし“namee  byかとうかのこ”なんて付けたら、代表かプロデューサー気分ですよね。
見つけた人からは、「会社始めたの!?」とか言われちゃうかも!!

ネーミングすることで話題にもなるので、「名前を売りたい」「ネーミングで印象を残したい」という人は、広告として思い切って購入してみるのも良いのではないでしょうか?

ユニークな募集例も

銚子電鉄社長のミドルネーム

namee

ナンスカでも以前ご紹介した、「まずい棒」でお馴染みの銚子電鉄ですが、なんと社長のミドルネームまで販売しておりました。

鉄道会社という枠を超えて、存続をかけ話題性のあるイベントや商品をプロデュースしている銚子電鉄だからこそ、「そこまでやりますか!」というインパクトとユニークさがありますよね。

芸名のミドルネーム (藤岡 ●● 真信)

namee

フリーのお笑い芸人コンビ「Bang Bang」の藤岡真信さん(写真右)のミドルネームのネーミングライツ(1年契約)です。

芸人さんのなかには、改名して知名度や人気がさらに上がるという人がいますが、芸名を販売した人ってこれまでいたのでしょうか?しかもミドルネーム。
人気が出たら、期間延長の可能性もあるようなので、ぜひ芸人人生を盛り上げる名前をつけたいですね。

改めて感じる名前の大切さ?

こんなふうに自分の名前や自分で名付けたものがあるって、とってもワクワクするし特別感のあることだと思いませんか?

プロポーズのサプライズや、宣伝効果による新たな出会いなど、目的に合わせてネーミングを上手に利用することで得られる小さな喜び体験を、新しいコミュニケーションの形として「namee」が橋渡ししてくれます。

ネーマーとオーナーがネーミングによって結ばれ、さらにネーミングで話題になることによって、それにかかわる人や興味を持ってくれた人たちとの出会いや絆も生まれます。

ネーミングをコミュニケーションの一環として捉えた斬新な視点が面白い「namee」に、今後もどんな興味深いネーミングが販売されていくのか、目が離せませんね。

サービス情報

サービス名  namee(ネイミー)
公式サイト  https://namee.jp/

かとうかのこ
WRITER PROFILE

かとうかのこ

大学卒業後、海外を放浪したのち農業を始める。農業の傍ら、農や食を中心にライターとしても活動。美味しいものと、温泉、旅が好き。特技は、手だけでモコモコかつなめらかな泡を作ること。

Twitter:@kato_kanoko

FOLLOW US

RELATED ARTICL

関連記事

SPECIAL

特集

HOT WORDS

CATEGORY

カテゴリ

何気ない毎日に創造性のエッセンスをもたらす日常の「なにそれ?」を集めました。
ちょっとしたアクションで少しだけ視野を広げてみると、新たな発見って実は身近にあるのかも。