アイデアが湧き上がる?!「PARK PEN」は公園専用の筆記用具

ナンスカ編集部
ナンスカ編集部
2020.04.06
PARKPEN
画像引用:「Blue Paddle」公式サイトより(http://park-pen.nezihiko.com/)

「自分には発想力がない…」「新しいアイデアが生まれない…」そんな人に紹介したいのが「PARK PEN」という筆記用具です。

「書けばアイデアが生まれる筆記用具ってこと?!欲しい!」と思った方、ごめんなさい。PARK PENは売り物でも無ければ、実用性もありません。

しかし、PARK PENはその存在自体に新しいアイデアを生み出すヒントがギュッと詰まっています。この記事では、PARK PENとその発案者を通してわかる発想力のヒントをまとめてみました。

PARK PENは木の枝!公園専用の筆記用具

PARKPEN
画像引用:「Blue Paddle」公式サイトより(http://park-pen.nezihiko.com/)

PERK PENとは、実はペンではありません。言ってしまえばただの「木の枝」なんです。もちろん実際に販売されているわけでもありません。

誰もが幼い頃に一度は、木の枝を使って地面に絵を描いた経験がありますよね?大人にとってはただの「木の枝」も、子どもにとっては地面に絵を描くための「立派な筆記用具」となります。

その発想から木の枝を売り物の筆記用具のようにパッケージし、2-15mmの太さの順に並べたのがPARK PENです。

木の枝をPARK PENにするだけで、子どもは文房具屋さんでペンを選ぶように木の枝を選びます。いつもの公園のお絵かきに「文房具屋さんごっこ」がプラスされたような感じ。木の枝にもスペシャル感が生まれますよね。

つまりPARK PENとは、公園のお絵かきをより楽しくするためのアイデアなんです。

PARK PEN発案者の佐藤ねじさんとは?!

画像引用:「Blue Paddle」公式サイトより(https://blue-puddle.com)

PARK PENのアイデアに思わず「なるほど!」と思った人も多いのでは?

このPARK PENを考えたのは、アートディレクターの佐藤ねじさん。新しいコンテンツを企画・制作する会社「ブルーパドル(Blue Puddle)」の代表も務めています。

今回紹介しているPARK PENもブルーパドルで紹介された作品のひとつです。

ここからは、PARK PENを軸に佐藤ねじさんの発想方法や考え方に触れていきます。

アイデアは組み合わせ!PARK PEN=「木の枝」×「筆記用具」

PARKPEN
画像引用:「Blue Paddle」公式サイトより(http://park-pen.nezihiko.com/)

佐藤ねじさんはブログの中で「アイデアは組み合わせである」と話しています。確かに世の中に存在しているものは、既存の要素の組み合わせでできているんです。

例えば、スーツケースなら「かばん」と「車輪」の組み合わせ。メールなら「手紙」と「インターネット」の組み合わせなど。

PARK PENも例外ではありません。「木の枝」と「筆記用具」の2つの要素を組み合わせて生まれたアイデアです。

もしPARK PENの要素である「木の枝」や「筆記用具」で違う組み合わせを考えれば、また新たな面白いアイデアが生まれるかもしれません。

家の中や通勤路などの日常で、PARK PENのような「要素の組み合わせ」を考えてみると発想力が養われそうですよね。

楽しく成長する!PARK PEN=「子育てハック」

PARKPEN
画像引用:「Blue Paddle」公式サイトより(http://park-pen.nezihiko.com/)

PARK PENは公園のお絵かきを楽しくするだけではなく、子どもの可能性を広げるアイデアです。枝の太さを使い分けることで、美的センスに一気に火が付く子どももいるかもしれませんよね。

佐藤ねじさん率いるブルーパドルでは、PARK PENのほかにも子どもが楽しく成長できるような様々な「子育てハック」を紹介しています。

例えば「路上絵本」。小型プロジェクターで路上に文字を投影する絵本。絵本のシーンに合った景色に投影することで完成します。「等身大マザーパネル」は、ママがいなくなると泣いていしまう子どものために考えたアイデアです。

他にも「お年玉かるた」や「顔ハメ絵本」など、子どもが喜ぶコンテンツをたくさん発表しています。

また、佐藤ねじさんのブログ内で紹介されている息子さんとのエピソードは必見です。特に、息子さんにさまざな体験をさせる「息子シリーズ」は、子育ての参考としてだけではなく、大人自身の勉強にもなる内容です。

例えば、息子さん自身が作った折り紙やイラストに価格を付けてECショップを開店する「5歳児が値段を付ける美術館」。「小1起業家」では、小1になった息子さんが家庭内でコーヒーショップを起業するエピソードが紹介されています。

佐藤ねじさんの素晴らしいところは、子どもの発想の邪魔をしないこと。子どもならではのぶっ飛んだアイデア・表現もそのまま受け入れて発信しています。気になる方は、ぜひ読んでみてください!

PARK PENは「小さなアイデア」~佐藤ねじさんが大切にしていること~

画像引用:「Blue Paddle」公式サイトより(https://blue-puddle.com/about#Philosophy)

PARK PENは、ビジネス的な利益はありませんし、大ブームを巻き起こすような大発見ではありません。ハッキリ言ってしまえば、利益の出ない小さなアイデアです。

しかし、PARK PENのような「小さな発見」こそが佐藤ねじさん率いるブルーパドルが目指すところ。

佐藤ねじさんは「ブルーパドル」の意味をこのように語っています。

ビジネスの世界では、新しい市場のことを「ブルーオーシャン(海)」と表現しますが、それは簡単に見つけられるものではありません。
-中略-
海サイズの発見は無理でも、水たまりサイズの発見なら見つかるだろうと。水たまりは英語で「パドル」ということから、その発想法を「ブルーパドル」と命名しました。

※引用:Blue Puddle公式サイト「どんな会社?」より(https://blue-puddle.com/about#Philosophy)

便利で楽しいコンテンツが溢れた現代。「すでにアイデアは出し尽くされいる…」と諦めてしまいそう人に「まだまだ未開拓の小さなアイデアたくさんある!」と希望を与えてくれる言葉ですよね。

どんなに小さくても、新しいアイデアには価値があると佐藤ねじさんは考えています。

いつも頭の中にPARK PENを持とう

PARKPEN
画像引用:「Blue Paddle」公式サイトより(http://park-pen.nezihiko.com/)

PARK PENをはじめ、佐藤ねじさんの考え方やブルーパドルの作品には「遊び心」が溢れています。面白いアイデアには「遊び心」は必須要素のようです。

大人になって忙しく毎日を過ごしているとつい遊び心を忘れてしまいがちです。面白いアイデアからは遠ざかってしまいます。

そんな人は、”遊び心の象徴”ともいえる「PARK PEN」を常に頭に持っておくと良いかもしれませんね。

商品情報

商品名   PARK PEN
公式サイト https://blue-puddle.com/
佐藤ねじ(ブルーパドル)note  https://note.com/sato_nezi

ナンスカ編集部
WRITER PROFILE

ナンスカ編集部

"日常の「何それ?」を楽しむメディア"ナンスカの編集部です。

FOLLOW US

RELATED ARTICL

関連記事

SPECIAL

特集

HOT WORDS

CATEGORY

カテゴリ

何気ない毎日に創造性のエッセンスをもたらす日常の「なにそれ?」を集めました。
ちょっとしたアクションで少しだけ視野を広げてみると、新たな発見って実は身近にあるのかも。