【世界にひとつしかないオリジナルカラー】心がホッコリするお財布「IRODORI」

ナンスカ編集部
ナンスカ編集部
2020.05.12
お財布「IRODORI」

「手に取るたび、いつも心がホッコリする」今回は、そんなお財布をご紹介します。

そのお財布の名は「IRODORI」。レザーバッグ・小物・アパレル商品の製造から販売までを行うブランド「MOTHERHOUSE」が展開しているシリーズです。

IRODORIは、スリムな形状のレザー素材のお財布。L字ファスナーで口が大きく開くので、お財布の中身をしっかり見渡せ、お金やカードが取り出しやすい設計になっています。機能的でとっても使いやすいお財布です。

しかし「使いやすさ」だけでは冒頭の「心がホッコリする財布」には至りません。IRODORIには使いやすさだけではなく、温かみ溢れる魅力が詰まっています。その魅力についてお伝えしていきます。

美しい風景を想わせる「癒やしのカラーリング」

お財布「IRODORI」

IRODORIのカラーバリエーションは12種類。どれも日本の四季折々の風景を彷彿させる美しいカラーリングです。

カラーには、それぞれオリジナルの名前が付いています。例えば、

・桜の花びらが舞う春の情景を思わせる「桜花」

・爽快なブルーが初夏の青空のような「立夏」

・緑葉から紅葉へと秋の訪れを感じさせる「秋声」

・夜明けの雪景色が浮かぶ「白銀」

など、それぞれのイメージにぴったり合ったネーミング。名前とカラーを照らし合わせて見ると、より一層風景が頭に色濃く浮かんできます。

人によっては、名前とは異なる「自分の思い出の風景」などが浮かんでくるかもしれません。

お財布「IRODORI」

例えば、上の写真の「紫陽花」。その名の通り、梅雨時の色鮮やかなアジサイをイメージしたカラーです。しかし、私の場合、ピンクとブルーが交じり合ったグラデーションから「夕暮れ時の空」が浮かびました。空の美しさに感動した私にとって思い出深い風景です。

IRODORIのカラーは、それぞれの人が心に持つ「美しい風景」を映し出しています。見るたびに心がちょっと癒される...そんなカラーが心を温める要素の1つです。

世界に1つしかない、自分だけのグラデーションが見つかる

お財布「IRODORI」

IRODORIは、同じカラーであっても商品ひとつひとつグラデーションの具合が微妙に違っています。つまり、同じものが存在しません。

MOTHERHOUSE店頭で購入する場合、欲しいカラーを店員さんに伝えると、店にある在庫をすべて見せてくれます。在庫を並べて見てみると一目瞭然!ひとつひとつ全然違っています。

グラデーションの具合で雰囲気がガラリと変わるので、同じカラーなのにまるで違う種類のようです。それぞれに良い味が出ているので、どれにしようかすごく悩んでしまいます。

悩みに悩んで選び抜いたその1つは、自分だけのオリジナルのグラデーション。世界に1つしかないお財布です。

作っているのはバングラデシュにあるMOTHERHOUSE自社工場の職人さん

お財布「IRODORI」

グラデーションがひとつひとつ微妙に違っているのは、職人さんたちが手作業で作っているため。

IRODORIを作っているMOTHERHOUSEの職人さんたちは、バングラデシュにいます。バングラデシュは、日本から飛行機で10時間のところに位置する南アジアの国。アジア最貧国と言われる途上国です。

バングラデシュにあるMOTHERHOUSE自社工場で働くのは、200人以上の現地の職人さんたち。現地の素材を使ってバッグや財布などの革製品を手作業で作っています。

彼らが共通して持っているのは「バングラデシュで、労働環境、品質、デザインなど全てでNo.1の工場をつくりたい」という想い。その想いを叶えるべく、日本や台湾、香港、シンガポールから届くMOTHERHOUSEの「お客さんの声」をもとに日々改善に取り組んでいます。

途上国の技術や素材を世界に発信するブランド「MOTHERHOUSE」

MOTHERHOUSE

なぜIRODORIはバングラデシュで作られているのでしょうか。その理由は、IRODORIを販売しているブランド「MOTHERHOUSE」へと話が移ります。

MOTHERHOUSEは「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念のもと、さまざまなバッグやアクセサリーを展開しています。そのMOTHERHOUSEを立ち上げたのは山口絵理子さん。

MOTHERHOUSE

きっかけは、大学4年生の時に初めて訪れたバングラデシュ。最貧国の現状を目の当たりにした山口さんは衝撃を受けます。そのとき湧き上がってきたのは「私に何かできることはないだろうか…」という想い。その想いがMOTHERHOUSEを生むきっかけとなりました。

モノづくりの知識も経験も全く無かった山口さん。何もないゼロの状態からバングラデシュでバッグ作りをスタート。たくさんの失敗や挫折を繰り返しながら諦めずに続けてきた結果、今では日本・アジアに40店舗を展開するブランドに成長しました。

現在はバングラデシュの他、ネパール、インド、スリランカ、インドネシア、ミャンマーでも、MOTHERHOUSEのモノ作りは広がっています。現地の素材を使用し、現地の人たちの手作業によって、高品質なジュエリーやアパレル商品などが生産されています。

MOTHERHOUSEは、「モノづくり」を通じて途上国の可能性を世界へ発進しているブランドなのです。

見るたびに心がホッコリするお財布IRODORI

MOTHERHOUSE

IRODORIは「見るたびに心がホッコリするお財布」です。ホッコリさせてくれるのは、美しい風景を思わせるグラデーションカラー。

しかし、それだけではありません。遠く離れたバングラデシュで「良いモノを届けたい」と丁寧に作業に励むMOTHERHOUSEの職人たち....その想いが伝わって心がホッコリ温かくなるのではないでしょうか。

商品情報

商品名   IRODORI
販売元   株式会社マザーハウス
公式サイト https://www.mother-house.jp/event-campaign/irodori/

ナンスカ編集部
WRITER PROFILE

ナンスカ編集部

"日常の「何それ?」を楽しむメディア"ナンスカの編集部です。

FOLLOW US

RELATED ARTICL

関連記事

SPECIAL

特集

HOT WORDS

CATEGORY

カテゴリ

何気ない毎日に創造性のエッセンスをもたらす日常の「なにそれ?」を集めました。
ちょっとしたアクションで少しだけ視野を広げてみると、新たな発見って実は身近にあるのかも。