「伝える」「収める」「設える」…紙だからこそできる、紙以上の活躍 生活に寄り添う新しい紙の道具「紙器具(しきぐ)」

センノヂ
センノヂ
2020.12.18
紙器具

私たちの生活には、多くの紙製品があふれています。
多くの商品パッケージをはじめ、使い捨てのペーパー類、ノートやメモなどの文房具、本、広告などなど…。

使い捨てられる商品から、何かを収めたり、情報を伝達する役割を担うものまで…紙と私たちは、本当に切っても切れない関係にあると言っても良いのでしょう。

「紙器具(しきぐ)」は紙を使った、新しい日用品のブランド。紙の良さを活かした繊細な表情と、紙だからこそできる機能的なプロダクトが揃います。

今回は、この「紙器具」をご紹介。あなたもぜひ、紙の可能性を感じてみてください!

紙の持つ価値や可能性を見出し、暮らしに寄り添う道具「紙器具」

紙器具

私たちの生活に欠かすことのできない紙を用い、暮らしに寄り添う道具として展開されるのが、大成紙器製作所の「紙器具」です。
「伝える・収める・設える」の理念のもと、紙の持つ価値や可能性を再び見出すプロダクトとして誕生しました。

紙ならではあたたかみのある風合いとデザイン、紙箱などに用いる高い技術力を活かした商品作りが特徴。紙が生み出す新しい日用品として、注目を集める存在です。

紙器具

大成紙器製作所は、印刷やパッケージ印刷を担う老舗・TAISEI株式会社が立ち上げたブランド。
同社は、紙箱や紙管を中心とした、高度な印刷、加工の技術を擁する企業。創業以来紙に向き合い続ける企業だからこそできる、商品を通じた、紙の文化の発信を担う存在でもあります。

1919年の創業時の屋号をそのままブランド名に掲げ、作り手と使い手の双方をつなげる商品作りを目指しています。

ステーショナリーから収納まで…紙という素材から生まれた個性あふれるラインナップ

紙器具

ノートや封筒などのステーショナリーから、書類ケースや文箱といった収納に至るまで…「紙器具」は、さまざまな紙の特性を活かしたり、技術を駆使して作られているのが特徴。
数多くのラインナップを見渡せば、紙という素材の持つ個性の多様さに驚かされるばかりです。

ここでは「紙器具」の個性がよく現れているものをいくつか取り上げ、ご紹介していきます。

高度で繊細な技術が引き出す、特別な紙の表情「TWO TRAY」

紙器具

高級感あふれる商品パッケージに欠かせない、貼箱加工を活かした「TWO TRAY」。高度な技術を持つ職人と設計士のみで成立する、精巧な貼り合わせで作られています。

用いられる2色の紙は、ドイツのGMUND社による特別な紙。なんと同社では、アカデミー賞発表時の封筒や、世界の名だたるハイブランドの招待状に使われる紙を作っているのだそう!

紙器具

深みのある美しい色とやさしい風合いは、アルプスの自然と190年におよぶ伝統が織りなす賜物。お部屋に取り入れれば、きっと奥行きのある彩りをもたらしてくれるでしょう。

選ぶ時も、もらった後も楽しめる「POCHI-PON」「SWING LETTER」

紙器具

お年玉やちょっとしたお祝いなどを贈るためのポチ袋は、絵柄や開ける時のワクワク感が何よりの魅力。
このワクワクをさらに倍増させたのが、ポチ袋ならぬ、紙筒の技術を活かした「POCHI-PON」かも知れません。開けた時の「ポン!」という景気の良い音が、お祝い気分を盛り上げてくれるでしょう。

紙器具

趣向を凝らした数多くの絵柄の中から、あれこれ選ぶのも楽しいですね。小物や手紙を入れて贈るのも良いですし、もらった後も思い思いの使い方で楽しんで!

紙器具

一瞬、これはオブジェかな?と思われるかも知れませんが、実はこの「SWING LETTER」は、お祝いや感謝の気持ちをこめて贈れるグリーディングカードなのです。

平らな面に置いて、指でそっと押してみてください…ゆらゆらと揺れてさまざまな表情を見せて楽しませてくれるでしょう。

紙器具

さらに、レーザー加工によって切り抜かれたメッセージから光が透け、周りに幻想的な色や文字の影を投げかけます。もらった後もそばに置いておきたくなるカード。

1枚の紙としてもこだわった、書きやすいノート「PAD NOTE」

紙器具

2つ折りの紙を重ね、特別な技術で製本したノート。紙を1枚1枚きれいにはがせる仕様なので、メモパッドのような使い方も可能です。
1枚の紙として使いたい時も、通常のノートのように破らなくても良いのでとってもスマート。

紙器具

今すぐ伝えたいことがある時や、今はノートじゃない、といった時。
はがした紙は見開きサイズの紙として使えるので、メモやふせんよりも頼もしく活躍すること間違いありません。

良く開くので、ノートとしてもとても書きやすくなっています。

生活に寄り添い、じっくりと長く使うための「紙器具」のデザインと機能

紙器具

紙の持つ、さまざまな表情や特徴を活かした「紙器具」の数々。これまでご紹介した商品は、そのうちのほんの一部に過ぎません。

ともすれば、その手軽さからか、使い捨てを前提とした扱いをされがちな紙製品。しかし、「紙器具」は優れたデザインや機能面から、じっくりと長く使うことができるプロダクトと言えます。

枠にとらわれず、紙だからこそできる新しいかたちで──これからも私たちの身の周りに、彩を添える存在となるのでしょう。

紙ならではの良さを活かしつつ、紙以上の活躍が期待できる「紙器具」。紙らしい豊かな味わいに、触れてみてはいかがでしょうか?

商品情報

ブランド名 紙器具(しきぐ)
販売元   TAISEI 株式会社
公式サイト https://www.taisei-shiki.jp/
商品販売ページ https://www.amazon.co.jp/stores/%E5%A4%A7%E6%88%90%E7%B4%99%E5%99%A8%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E6%89%80/%E5%A4%A7%E6%88%90%E7%B4%99%E5%99%A8%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E6%89%80/page/1F3A2F62-A66A-4183-9A75-BB1DD84891A6

センノヂ
WRITER PROFILE

センノヂ

昭和40年代のセンスに魅せられ古着やインテリアにハマるが、現在ではその頃に建てられたとおぼしきビルや住宅を愛でるのが何よりの癒し。いつか、自分でプロデュースした雑居ビルを建ててみたいです。

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