輪ゴムだから手軽で何度も縁起がよい!水引の蝶結びがモチーフ、コクヨの「和ごむ」

ナンスカ編集部
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2020.12.31
和ごむ

誰かに「ありがとう」や「おめでとう」の気持ちを贈る時、プレゼント選びっていつも悩みますよね。その手間をかける時間こそ、相手のことを真剣に考えられる幸せなひと時だという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、プレゼントを渡す時に重宝する、可愛らしくて縁起が良い、かつ使い勝手も良いプロダクトを紹介します。これを知ったら、早速誰かにプレゼントしたくなること間違いなしです!

「和ごむ」とは?

「和ごむ」とは、文房具やオフィス家具・事務機器を製造・販売する会社であるコクヨが、2015年に商品化したプロダクトです。

「HAPPY×DESIGN」をテーマにしたデザインコンペ「コクヨデザインアワード2013」で優秀賞を受賞しています。このデザインコンペからは、他にも「カドケシ」や「キャンパスノート(パラクルノ)」といったヒット商品が誕生しているのです。

「和ごむ」は、まさに温故知新なプロダクト

和ごむ

よくご祝儀袋などで目のする「水引の蝶結び」ですが、どのような意味が込められているかご存知ですか?
以外に知られていませんが、簡単に解けて結び結び直しが容易なことから「何度あっても良い」という願いを込めて昔から使われてきたのです。「和ごむ」のモチーフは「水引の蝶結び」。素材が輪ゴムになったことで、手軽に何度も使えるようになりました。

「和ごむ」は物を束ねる機能を持つだけでなく、贈り物のパッケージにもなってしまう、いわば輪ゴムの進化系ですね。

何気ない日用品とメッセージカードを「和ごむ」で束ねると、本格的な贈り物へと早変わり。もちろんもらった人は、「和ごむ」を捨てずに取っておくことでしょう。まるで、「和ごむ」を介して「福」が循環していくようですね。

色は縁起の良い紅色の他にも、白藍(しらあい)、萌木(もえぎ)、桃と、合計で4色あります。

和ごむ4色

日本の文化「水引」をグローバルに

和ごむ

「和ごむ」を発案したのは、クリエイターの麻生遊さんです。
「一度使われて捨てられるのではなく、何度も再利用されて、人の手を渡っていく」というコンセプトに合わせて、素材には耐久性の高いシリコンゴムが使われています。

日本の伝統文化である「水引」ですが、外国の人にも伝わればと、パッケージには英語表記を加えているのです。日本人にはもちろん、国境を超えて、多くの人が意味知りながら使えるように配慮されています。

さりげないからこそ和むのです

和ごむ

これまで、さまざまな場面で「水引の蝶々結び」を目にしていた人も、意味を考えたことはなかったのではないでしょうか。日本人にとっては、空気のようにあって当たり前のモノとして浸透しているのです。

「和ごむ」は、そのような「当たり前」に改めてフォーカスしたプロダクト。「和ごむ」が主役になることはありません。しかし、たくさんのシーンで、手にして人の気持ちを和ませてくれるのです。

「和ごむ」が重宝されるのは、お歳暮や結婚祝いのプレゼントといった形式的なシーンではありません。むしろ、職場で誰かに飲み物を渡す時や、家族にお菓子を買って帰る時など、日常のささやかな場面で使いましょう。さりげない「和ごむ」で、受け取った側が特別な一日に感じることでしょう。

商品情報

商品名 和ごむ
販売元 コクヨ株式会社
商品販売ページ https://www.kokuyo-shop.jp/shop/category_list.aspx?cd=F2000070&View=lnkbImageList&Sort=default&Init=true

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