みつけて、観察して、つかまえて。自分だけの「図鑑」をつくるミュージアム。 / ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO

ぷらいまり
ぷらいまり
2021.07.30

「図鑑」、最近開いたことはありますか?幼い頃、たくさんの情報がつまった図鑑をわくわくしながらめくった方も多いのでは?そんな「図鑑」の世界に没入できるという新感覚の体験型施設が、2021年7月16日に銀座にオープンしました。

この記事では、図鑑の世界に入り込む 新感覚の体験型デジタルミュージアム「ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO」をご紹介します。

ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO 入り口  photo by ぷらいまり
ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO 入り口(写真撮影:ぷらいまり)

ページをめくるように”めぐる”? 新感覚のデジタルミュージアム

東急プラザ銀座6階にオープンしたこちらのミュージアム、早速入ってみましょう。

迫力の映像プロジェクションからスタート  photo by ぷらいまり
迫力の映像プロジェクションからスタート(写真撮影:ぷらいまり)

「記録の石」というナビゲーターアイテムを受け取って中に入ります。会場内はまるで森の中のよう。

ディープフォレストゾーン  photo by ぷらいまり
ディープフォレストゾーン(写真撮影:ぷらいまり)

「記録の石」は生き物の気配を「検知」して、生き物を見るポイントを教えてくれます。

記録の石  photo by ぷらいまり
記録の石(写真撮影:ぷらいまり)
「ヘラジカ」を発見!  photo by ぷらいまり
「ヘラジカ」を発見!(写真撮影:ぷらいまり)

生き物を見つけて観察し、「記録の石」に記された“ある行動”のタイミングでボタンを押すと、「記録の石」にその生き物が「記録」され、解説してくれます。

「ヘラジカ」のデータが「記憶の石」の中に photo by ぷらいまり
「ヘラジカ」のデータが「記憶の石」の中に(写真撮影:ぷらいまり)

説明だけ聞くと簡単そうですが、なかなか見つけることの出来ない生き物がいたり、「記録」できる行動のタイミングをじっと伺ったり、生き物に近づき過ぎると逃げてしまったり…と、なかなか難しく、自分から積極的に観察しに行くほど楽しめるミュージアムになっています。

さまざまな動物たちと出会えます。  photo by ぷらいまり
さまざまな動物たちと出会えます。(写真撮影:ぷらいまり)

会場は、「ディープフォレストゾーン」「ウォーターフォールゾーン」「アンダーウォーターゾーン」「アントビューゾーン」「ワイルドフィールドゾーン」と、5つのゾーンが。それぞれの環境で生息する生き物たちも異なり、散策がさらに楽しくなります。

大きさ、動き、鳴き声… 紙の「図鑑」とにはない体験

このミュージアムの魅力のひとつは、生き物たちの「大きさ」や「動き」、そして「鳴き声」といった、本来の図鑑にはない体験。例えば「フォレストゾーン」のヘラジカやグリズリーは、動物園よりも近づいて目の前で見ることができ、動き回っている様子はその大きさ・迫力に圧倒されます。

「アンダーウォーターゾーン」はまるで水族館のようですが、現在日本の水族館にはいない「アマゾンカワイルカ」を目の前で観察することができたり、迫力の「ナイルワニ」を普段はなかなか見られない角度か見ることもできたり。

まるで水族館の巨大水槽のような「アンダーウォーターゾーン」 photo by ぷらいまり
まるで水族館の巨大水槽のような「アンダーウォーターゾーン」(写真撮影:ぷらいまり)

また「アントビューゾーン」では、アリの視点で昆虫たちを観察。大迫力の超巨大なカブトムシやトビズムカデを観察でき、それらが動き回る音や震動もリアルで、まるで本当に自分がアリのサイズになったよう。

大迫力の「アントビューゾーン」  photo by ぷらいまり
大迫力の「アントビューゾーン」(写真撮影:ぷらいまり)

さらに、このミュージアムのなかの時間は、1日が24分に凝縮されているため、昼と夜の生き物たちの動きの違いをみることも出来ます。例えば「ワイルドフィールドゾーン」では、広い草原や岩山のなか、昼行性の生き物たちと、夜行性の生き物たちの生態のちがいがよく観察できます。

夜になると動き出す「ピューマ」  photo by ぷらいまり
夜になると動き出す「ピューマ」(写真撮影:ぷらいまり)

自分だけの図鑑が完成!

さて。すべてのゾーンを探索して「記録」ができたら「ゴールエリア」へ。ここで「記録の石」をかざすと、自分の記録することができた生き物たちを振り返るエンディングが… エンディングは是非、ご自身で体験してみてくださいね。

「ゴールエリア」  photo by ぷらいまり
「ゴールエリア」(写真撮影:ぷらいまり)

また、「記録」した生き物たちを振り返ることができる「記録の証」も手に入れることができます。自分があつめた生き物を振り返ると… 達成感ありますね。

「記録の証」。何種類記録できるでしょうか?  photo by ぷらいまり
「記録の証」。何種類記録できるでしょうか?(写真撮影:ぷらいまり)

ミュージアムショップでは、ミュージアムで出会える生き物たちを紹介する「公式生き物図鑑」や、シール付き生き物カード」などが販売されているほか、小学館の図鑑NEOシリーズも揃っています。

 photo by ぷらいまり
(写真撮影:ぷらいまり)

「公式生き物図鑑」。ハンドブックサイズの冊子でミュージアム内の生き物たちが解説されています。

こうして紙の図鑑を見て振り返っていくと、「体験型」の図鑑も紙の図鑑も、どちらもそれぞれに良いところを感じられますね。

図鑑の世界に入り込む 新感覚の体験型デジタルミュージアム「ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO」で、あなただけの生き物図鑑をつくってみませんか?

施設情報

ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO

営業時間  11:00~20:00(※予定)
休館日   東急プラザ銀座の休館日に準ずる(※1/1と年1回の不定期休)
公式HP        https://zukan-museum.com/ (一般からのお問い合わせ:info@zukan-museum.com)
公式SNS   【Twitter】@zukan_museum/ 【Instagram】@zukan_museum

一般料金(税込み)
大人(18歳以上) 2,500円 / 中学生・高校生 1,700円 / 小学生 1,200円 / 未就学児 (3歳以上) 900円
障がい者割引料金(税込み) ※ご本人および同行者1名までの適用の金額
大人(18歳以上) 1,700円 / 中学生・高校生 1,200円 / 小学生 600円 / 未就学児 (3歳以上) 900円

ぷらいまり
WRITER PROFILE

ぷらいまり

都内でサラリーマンしながら現代アートを学び、美術館・芸術祭のボランティアガイドや、レポート執筆などをしています。年間250以上の各地の展覧会を巡り、オススメしたい展覧会・アート情報を発信。 https://note.com/plastic_girl

Twitter:@plastic_candy

FOLLOW US

RELATED ARTICL

関連記事

SPECIAL

特集

HOT WORDS

CATEGORY

カテゴリ

何気ない毎日に創造性のエッセンスをもたらす日常の「なにそれ?」を集めました。
ちょっとしたアクションで少しだけ視野を広げてみると、新たな発見って実は身近にあるのかも。