2021.04.28

価値をアップグレードして新たなサイクルを生みだす。捨てられる生地に生命を吹き込んだサスティナブルなプロダクト「THE UPCYCLED FLOWER VASE」

THE UPCYCLED FLOWER VASE

私たちは今、本当に豊かな暮らしをしています。お店に行けば魅力的なものがあふれ、安価でも品質が保障された商品が手に入ります。
しかし豊かで便利な反面、大量に生産・消費を行い、大量に廃棄するという悪しきサイクルができあがってしまっています。これが今、地球の資源や環境に多大な負荷をかけているのです。

私たちが今身に着けている衣類もそのひとつであり、近年は特に、ファストファッションの台頭によりその傾向がますます強まっています。このファッション業界の大量生産のサイクルが、地球にとても大きな影を落としているのをご存じでしょうか?

「THE UPCYCLED FLOWER VASE」は、本来捨てられるはずの生地から作られたフラワーベース。ファッションととても関係深いプロダクトになります。
今回は、この「THE UPCYCLED FLOWER VASE」と、作られた背景も交えてご紹介していきます。

大量消費の問題から「THE UPCYCLED FLOWER VASE」が生まれた背景

THE UPCYCLED FLOWER VASE

「THE UPCYCLED FLOWER VASE」に使われているのは、衣服を作るために生産された生地のうち、使われず廃棄処分になる予定だったもの。これまでは捨てるしかなかった生地ですが、アップサイクルにより新たなプロダクトとして生まれ変わりました。

衣服を作るために毎年大量の生地が生産されますが、そのうちちゃんと使われるのはわずか15%。残り85%は未使用のまま倉庫に保管され、やがて焼却、埋め立て処分の道をたどります。

流行が終わった、生産過剰、生地の色や質感の相違などがその理由で、捨てられる生地は世界で合わせると年間で500万トンにものぼります。
当然、これらの廃棄には労力やコストが掛かるうえ、焼却時には二酸化炭素の排出も。環境へ影響も大きな問題になっています。

今までのように大量生産・消費では、次の世代につながるようなサスティナブルな循環が作れません。資源や地球への配慮がどうしても必要です。
「THE UPCYCLED FLOWER VASE」によって、環境について考えるきっかけになれば良いですよね。

より環境に配慮されたアップサイクルが注目されるワケ

THE UPCYCLED FLOWER VASE

皆さんはアップサイクルという言葉を聞いたことがありますか?アップサイクルとは、不要品を再利用する際、デザインやアイデアなどの新たな価値を与えて作り変え、魅力や価値をアップグレードするという考え方です。
環境問題に関心が集まる近年において、プロダクトやアパレルなどでもこの方法はよく取り入れられるようになりました。ナンスカでもご紹介する機会が多い取り組みです。

THE UPCYCLED FLOWER VASE

なお、アップサイクルが不用品を「素材」として、形を変えずに特徴や持ち味を活かして使うのに対し、リサイクルは一旦資源に変えて「原材料」とした後、製品を作ることになります。

また、原材料へ分解する際に使う電力やエネルギーや、労働面・環境面における負担が生じ、さらには使い捨てが前提のダウンサイクルになりがちなため、より環境に配慮されたアップサイクルに注目が集まっているのが現状です。

末永く使ってほしい、サスティナブルなフラワーベース

布を使って作られた花瓶と言われると、どうやって使うのかが気になりますよね。ペットボトルやグラスに、ちょうどカバーのように被せるのが「THE UPCYCLED FLOWER VASE」の使い方。ころっとしたフォルムや生地の持つ味わいが魅力的で、愛着を持って長く使えそう。
使わない時はたたんでしまえるので、収納に困ることもありません。

THE UPCYCLED FLOWER VASE

パッケージも古紙からリサイクルされたチップボール紙を使用し、エコに配慮されています。誰かにプレゼントしたくなるような、センスの良いパッケージも素敵です。

THE UPCYCLED FLOWER VASE

「THE UPCYCLED FLOWER VASE」は、環境保全の視点とヴィーガニズムの思想を元に商品を展開するHERBBYによるプロダクト。HERBBYは、2020年にスタート以来、花にまつわるプロダクトや食品の販売を行うブランドです。

デザインはバッグブランドも手掛ける八木沢俊樹さんが担当。大量消費の問題を意識させられる、サスティナブルなプロダクトとなりました。

THE UPCYCLED FLOWER VASE

ユニークで温かみを感じるデザインからはあまり想像できませんが、これらの生地がたどってきた過酷な道のりを考えると、なんだか愛おしくなってきませんか?
「もの」に対する愛着って何だろうと、考えさせられるプロダクトでもあります。

THE UPCYCLED FLOWER VASE

あらゆる消費について見直すきっかけとなり、新しい視点をもたらす「もの」

THE UPCYCLED FLOWER VASE

「THE UPCYCLED FLOWER VASE」は、それぞれの生地が持つ色柄や風合いを活かしながら、ひとつひとつ丁寧な手作業によって作られています。
ふわふわな生地や、もこもこの生地で作られたもの、生地の特性を活かしてほつれをデザインに取り入れたものなど…その個性はさまざま。作られるはずだった洋服を生地から想像してみたり…そんな思いを巡らすのもきっと楽しいですよ。

THE UPCYCLED FLOWER VASE

大量に生産され、一度は捨てられそうになった生地。日本のアトリエでひとつひとつに新たな生命が吹き込まれます。「THE UPCYCLED FLOWER VASE」をきっかけに、あらゆる消費について見直すことが私たちにとって大切ではないでしょうか。

それぞれに持ち味や物語が感じられるフラワーベースが、あなたの生活に新しい視点をもたらすかも知れません。

商品情報

商品名 THE UPCYCLED FLOWER VASE

販売元 HERBBY(株式会社カウンタック)

商品販売ページ https://herbby.studio/

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センノヂ

センノヂ

昭和40年代のセンスに魅せられ古着やインテリアにハマるが、現在ではその頃に建てられたとおぼしきビルや住宅を愛でるのが何よりの癒し。いつか、自分でプロデュースした雑居ビルを建ててみたいです。

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