【スポーツのナンスカ】ポーランドは「東欧の古豪」と呼ばれるバレーボール強豪国

しっしー
しっしー
2019.08.22

こんにちは! ポーランドに住んでいるしっしーです。

皆さんは「ポーランドのスポーツ」と聞いて何を思い浮かべますか?

先日もご紹介しましたが、サッカーが強いのかな? とイメージを膨らませている人も多いのではないでしょうか。

もちろんサッカーも有名ですが、バレーボールも国民的スポーツとして人気があります。オリンピックでも優勝経験があり、東欧の古豪として活躍しているポーランド。

今回はポーランドとバレーボールについて詳しく解説をしていきます。

ポーランドのバレーボールの歴史

それではポーランドとバレーボールの歴史を紐解いていきましょう。

バレーボールの歴史

男子バレーボールの歴史

ポーランドの男子バレーは1947年に国際バレーボール連盟に加盟しています。1949年に行われた、第一回目の世界選手権から出場している歴史の古いチームです。1965年のワールドカップでは銀メダルを獲得、1974年の世界選手権では男女共に金メダルを獲得しています。

その後は、世界戦でも結果が残せずにいましたが、2000年にポーランドリーグがプロ化されます。選手の育成体制が整い、ポーランドのバレーボール全体の底上げとなりました。

すると2006年の世界選手権では銀メダルを獲得。2009年の欧州選手権では祈願の金メダルを獲得することができました。

現在は世界ランキング4位(2018年11月時点)の強豪国として恐れられています。

女子バレーボールの歴史

女性バレーボールは男子と同じく、1947年に国際バレーボール連盟に加盟しています。加盟後はすぐに頭角を現し、1950〜1960年代にはオリンピックで2大会連続の銅メダル、世界選手権で3度メダルを獲得しました。

その後は低迷が続きますが、2003年の欧州選手権で優勝をします。さらに2005年の欧州選手権でも優勝をし、ワールドグランドチャンピオンズカップにヨーロッパ大陸代表にも選ばれています。

2008年の北京オリンピック欧州選手権では、セルビアにフルセットの末に勝利し、40年ぶりのオリンピックの切符を手にしました。欧州各国のレベルが高いので、競合ポーランドでもオリンピックに出場することは難しいみたいですね。この北京オリンピックでは日本女子と対戦をし、フルセットで日本が勝利しています。

現在は世界ランキング19位(2018年11月時点)ですが、今後の活躍が期待されているチームです。

ポーランドで活躍する日本人選手がいる?

ポーランドで活躍する日本人

バレーボールの強豪国であるポーランドですが、プロリーグで活躍している日本人がいます。バレーリーグ1部プラスリーガのALURON VIRTU WARTA ZAWIERCIE古賀太一郎選手です。

元々は日本の豊田合成トレフェルサ(現在は『ウルフドッグス名古屋』に名称変更)に所属し、リベロとして活躍を期待されました。しかし同チームに所属する兄の存在があり、試合に出場する機会はほとんどなかったのです。

どうしても国際経験を積みたかった古賀選手は、25歳でフィンランドへ武者修行へ旅立ちます。するとフィンランドリーグではシーズンMVPを獲得。フランスの名門「パリバレー」からオファーされ、翌年はヨーロッパチャンピオンズリーグを経験。

その後、日本に戻ってプレーしてほしいと迫られますが、全ての誘いを断り海外でプレーすることを決めます。

28歳からポーランドのALURON VIRTU WARTA ZAWIERCIEに所属し、日本人初のポーランドリーグに参加となりました。すると同年のポーランドリベロトップの称号を獲得。ポーランドでも有名な選手となったのです。

この活躍がきっかけで、日本代表に選出され世界選手権にも出場しています。まさかポーランドのリーグで日本人が活躍しているとは思いませんでした。これからも日本を代表する選手として活躍してほしいですね。

日本とポーランドどちらも応援したくなりました

世界屈指の強豪国であるポーランドでは、日本の選手も活躍しています。

ポーランドリーグで活躍する古賀太一郎選手だけでなく、ポーランドのプロリーグにも興味が湧いてきました。今後もポーランドと日本、共に頑張ってもらいたいですね!

しっしー
WRITER PROFILE

しっしー

1990年生まれ、広島県出身。大学卒業後、大手コンビニで商品開発職として勤務。その後フリーライターとして独立し、ポーランドへ移住しました。

Twitter:@sissy0424

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