
こんにちは!たぬき好きのイラストレーター、田中チズコです。
都内を走る最もポピュラーな電車といえば山手線。
そんな山手線の知られざるナンスカを、お散歩好きのたぬきくん(以下:)と好奇心旺盛な山さん(以下:
)と共にレポートしてゆきたいと思います。
「田町」のイメージってナンスカ?
頭文字がたぬきの「た」だから、きっといい街だよ!
う〜ん、やっぱりオフィス街かなぁ?
さて、実際のところはどうでしょう? 今回は、JR田町駅を降りてから、慶應義塾大学三田キャンパスに行き、その後、芝浦方面までぐるりと回って歩いてみました。トータル4時間のゆる〜いお散歩(笑)。はてさて、どんな発見があるかしら?
キャンパス奥に、福沢諭吉最期の地

何だかもの寂しいところだなぁ。
おや、木陰に石碑があるぞ!
学生で賑わうキャンパス奥に『福沢諭吉終焉之地』の石碑がひっそりと建てられています。1901年、66歳の福沢諭吉はここにあった自宅で永眠しました。
紙幣の刷新が決まり、お財布の中の彼の姿もいずれ見なくなるのだなぁと思うと、なんだか少し寂しいですね。いつもお世話になっている諭吉さんに、感謝の思いを込めて手を合わせました。
ちなみに構内にある『山食』は日本初の学生食堂なのだとか。レトロな店内はまるで昭和にタイムスリップしたかのよう。名物の山食カレー(320円)は、意外なスパイシーさがクセになります。
ペンギンたちがお出迎え!南極探検隊出発の地

わ〜、ペンギンだ!魚をあげよう!
待って、これペンギンの像だよ!
田町駅からレインボーブリッジが見える海の方へ行き、いくつかの橋を超えた先にある「埠頭公園」。こちらの碑は、日本初の南極探検隊が1910(明治43)年にここ芝浦ふ頭から旅立ったことを記念して建てられました。水辺にも4羽のペンギン像があったり観測船のような遊具があったりと、土地の歴史を親しみやすい形で表現したユニークな公園です。
ちなみにこの辺りは日本プロ野球の発祥の地でもあるそうで、公園のとなりには立派な少年野球場があります。
ラジオっ子の聖地! 放送記念碑

おや、階段の裏に意味深な石碑が…
『放送記念碑』だってさ! ラジオ好きにとってはまさに聖地だね。
田町駅芝浦口の階段裏にずしんと佇むのは「放送記念碑」。大正14年3月1日、日本最初のラジオ放送がこの地で行われました。今に続く日本のラジオ文化はここから始まったのですね。
始まりの街、田町
田町ってすごいなぁ。学食も南極探検隊もラジオ放送も、それから日本プロ野球も…みんなここから始まったんだね。
そして江戸の正面玄関と来たもんだ、まさに始まりの街だね!
「始まりの街」である田町が偶然にも連載第1回目となり、幸先の良いスタートとなりました。次回、浜松町編もどうぞお楽しみに。
今回歩いたところをマップにまとめてみました♪ 田町散策のおともに〜。

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