働くわたしが求めてる、新しい視点を探しに行きませんか。 -「仕事旅行」

山口 真央
山口 真央
2021.01.18

毎日毎日仕事をしていると、視野が狭くなっているなと感じることがあります。私の場合、取材時などを除き、極論パソコンが1台あれば仕事が完結してしまうので、世界がパソコンの画面上で完結してしまっているかのような感覚に陥ることがあるのです。

視野を広げようと思い、外に出てみたり、飲食店に入って見ず知らずの人とお話をしてみたりするのですが、それはあくまでも「仕事とは別の世界」。見ず知らずの人がどういった仕事をして、どういった観点からものごとを見ているのかを、すべて知ることはやはりできないのです。

例えば、実際に“仕事”を体験できる制度があったら。自分とはまったく違う異業種の仕事を、1日だけでも体験し、スキルのつまみ食いをできるのだとしたら。きっと、視野が広がるのではないでしょうか。自分でも気づいていなかったスキルや力に気づくきっかけになるかもしれません。

今回は、職業体験を通じて、幅広い仕事を知れる、職業体験サービス「仕事旅行」を紹介します。

働くための学びのサービス「仕事旅行」
働くための学びのサービス「仕事旅行」

自分の仕事に、異業種の目線を。自分の仕事に、新しい視野を。

日々の仕事を続けている中で、「私の働き方、これでいいのかな」「よその仕事の働き方って、もっといいんじゃないかな」と思ったことは、誰にでもあるはずです。先に述べたように、「視野が凝り固まっている」と感じている人もいるでしょう。

「仕事旅行」は、自分の知らなかった仕事や、体験したことがない仕事を、実際に体験できるサービス。全国各地から個性的な「仕事」が集まっており、自分の気になる仕事を現地に行って体験することができます。2020年12月23日現在、掲載されている「仕事」は全116件。「鋳物職人になる旅」や「ヴァイオリン職人になる旅」、「小さな会社のマーケターになる旅」など、職人芸を学べるものからビジネス系の仕事体験まで、さまざまな仕事のなかから選べます。

働くための学びのサービス「仕事旅行」

たとえ「やりたい」と思い立っても、自分一人の力ではできない仕事が「仕事旅行」なら叶えられます。いつもパソコンの前に長時間座っているなら身体や手先を動かす仕事を、いつも体力仕事をしているのなら、たまにはじっくりと考える仕事をといったように、自分の現在の仕事とは違うジャンルを試してみるのも面白いかもしれません。

働くための学びのサービス「仕事旅行」

「仕事旅行」に興味を持ったら、ぜひ実際に旅に出てみましょう。希望の旅行先を見つけたら、「仕事旅行」のHPから予約。旅の詳細が「仕事旅行社」から届くので、しっかり読んでから当日を迎えましょう。当日は旅の詳細に記載された集合場所に、5分前集合で。その後は“ホスト”と呼ばれる現地の責任者から、仕事を教えてもらいながら体験します。旅が終わったら、HP内のマイページ上でリフレクション(内省)を行います。当日を振り返ることで、学びの定着が図れますよ。

働くための学びのサービス「仕事旅行」

私が気になったのは、京都で開催される「西陣織職人になる旅」。明治15年創業の、主に着物の帯を制作する渡文株式会社が旅のホストを務めています。6時間の仕事体験は、基礎知識の習得から工場見学、実際に糸繰り・管巻き・小型つづれ機での手織り体験といった内容。日本文化を感じることができるだけでなく、旅のお土産として自分で配色した西陣織を持ち帰れるのもポイントです。

「自分らしく働く」ことが難しい時代に、新しい風を送り込むサービス。

「仕事旅行」を提供する「仕事旅行社」は、

1.響く仕事体験(職業体験)をつくる。

2.自分らしく働きたい人を応援する。

3.共感できるパートナー(企業や自治体)の課題に取り組む。

4.仕事の多様性・奥深さを伝える。

5.働き方・キャリアを文化と捉え、その発展に貢献する。

という視点から、仕事文化をつくるサービスを企画制作しています。

これまでに紹介した「仕事旅行」だけでなく、まず「おためし」として仕事を体験することでマッチングを図る転職サービス「おためし転職」や、世の中のいろんな仕事と人を紹介する働き方の“ウェブ同人誌”が読めるサービス「シゴトゴト」などのサービスを提供中。

自分の働き方や、働く視点に疑問を持ったら、こうしたサービスで自分の壁を広げてみたい。そう素直に感じられるサービスが、きっとあるはず。ぜひチェックしてみてください。

サービス情報

サービス名 仕事旅行
公式サイト https://www.shigoto-ryokou.com/

山口 真央
WRITER PROFILE

山口 真央

北関東出身・都内在住のライター/編集者。音楽と本と野球とお酒、深夜ラジオをこよなく愛する平成のゆとり世代です。

Twitter:@kmiycan

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