ここ数年、キャンプ熱が一気に高まったと感じませんか?
コロナをきっかけに、アウトドアに興味を持ったことでキャンプが趣味になった人も多く、テレビでもたくさん特集されていますよね。
でも、興味はあるけど道具を揃えたり、持ち運んだりするのが大変そうと思っている人も大勢いるはず。
そこで今回ご紹介するのは、手ぶらで行けるグランピング施設「DOAI VILLAGE」です。
乗客の少なさから、駅員不在の無人駅となった土合駅に直結しているこの施設には、わざわざ行きたくなるような魅力がたくさん!
その理由を、早速チェックしていきましょう。
地上までは486段!日本一のもぐら駅
グランピング施設「DOAI VILLAGE」があるのは、群馬県利根郡みなかみ町にある土合(どあい)駅。
JR上越線が走るこの駅は“日本一のもぐら駅”として親しまれてきました。
その理由は、下り線のホームが地下深くのトンネル内に存在しているので、駅舎との標高差が70メートルにもおよぶため。
地上に出るまでには、なんと486段もある階段を約10分かけて登らなければならないのだそう。
その特殊な構造から鉄道ファンや登山愛好家の間でも有名に。
ひとけのない薄暗いトンネルを進んでいると、まるで違う世界に迷い込んだような気持ちになりそうですよね。
大自然と駅舎の魅力をグランピングしながら満喫できる
“無人駅で辺境だからこそ行きたくなる場所”として再開発することで、地域活性化にも繋がると考えて造られたのが、グランピング施設「DOAI VILLAGE」です。
この施設の名物は本格的なフィンランド式のサウナ。
セルフロウリュで好きな温度を楽しんだ後は、豊かな自然と星空を見ながら外気浴をしたり、冬はそのまま雪に飛び込んだり出来るのだとか。
部屋はホイップクリーム形のユニークなインスタントハウス。
断熱性に優れた素材で作られているため、夏も冬も快適な温度で過ごしやすいそう。
窓からすぐ近くを走る電車が見えるのは、駅直結の施設ならではですよね。
土合駅のある群馬県みなかみ町は、豊かな自然に囲まれた環境なのでアクティビティも目白押し!
ラフティングやカヤックなどの水遊びや、冬はスノーハイクやソリといった雪遊びが体験出来るのも魅力的なポイントです。
手ぶらでも参加できるので、キャンプの知識がない人たちや、小さな子供がいるご家族でも、気軽に自然を満喫することができそうですよね。
旧駅務室が喫茶店に変身!「駅茶(えきっさ)mogura」
「DOAI VILLAGE」の入口ともいえる土合駅は、無人駅であることを逆手に取り、旧駅務室が喫茶店「駅茶(えきっさ)mogura」としてリノベーションされています。
切符売り場は、当時のままの状態でカウンターとして利用。
35年以上前の備品をインテリアに活用することで、ノスタルジックな空間の喫茶店が出来たのも無人駅だからこそ。
そんな喫茶店は、グランピング利用者以外にも地元の人や旅行者、登山利用の人も数多く訪れる地域交流の場になっています。
「DOAI VILLAGE」が人を合流させる場所になる
土合駅が無人駅となったのは、上越新幹線や関越自動車道の影響によって利用客が減少していた1985年(昭和60年)。
観光スポットからも距離があり、バスや自家用車を使う人が増えるに伴って、土合駅を利用する人は減少していったそう。
これまでも日本一のもぐら駅を見てみたいと思う人はいたはずですが、「DOAI VILLAGE」が誕生したことで、躊躇していた人が訪れるきっかけになったことでしょう。
「土合」には、川と川が合流する場所という意味があります。
駅や電車が好きな人、カフェが好きな人、アウトドアが好きな人、サウナが好きな人。
「DOAI VILLAGE」は、それぞれ目的の異なる人たちが合流する場所となり、その土地を楽しみながら地域の活性化に繋げているグランピング施設です。
施設情報
施設名 DOAI VILLAGE
運営元 株式会社VILLAGE INC.
公式サイト https://doaivillage.com/about/