
「月曜以降に来てください」と言われると、「月曜に行ってもいいのかな?」と悩んでしまった経験はありませんか?
今回は「以降」に関してのナンスカです。
・以降の意味
・よく似た表現「以後」との違い
・英語での言い方
など、ご紹介します。
この記事を読むと、「以降」で迷わなくなりますよ!
「以降」の意味

それでは、まず「以降」の意味から解説します。
以降は、「ある出来事・時から後の時間」を表現する言葉です。「〇〇以降」と言えば、〇〇より後の時間を表現できます。例えば、「月曜日以降にお越しください」と言われたら、月曜日より後に行けばいいことになります。
ここで問題なのが、月曜日に行ってもいいのかどうかということ。
答えは、「行っても良い」です。
以降の前に使われる出来事や時は、その後の時間に含まれます。
また、以降はある期間のスタート時点を強調しているということを知っておけば、迷うことはなくなるでしょう。13時から美容室に行きたい場合、電話で「13時以降で予約できますか?」などと聞きますよね。
これは予約したい時間のスタート時点である13時を強調しています。
よく似た言葉「以後」との違い
以降の意味は、ご理解頂けたでしょうか。
次は、「以降」とよく似た言葉「以後」の違いを解説します。
どちらも、その出来事・時を含むその後を表現する言葉ですが、何が違うのでしょうか? その答えは、どの時間に重きが置かれるかにあります。
以降は、その出来事・時に重きが置かれます。
すでに以降は、スタート時間を強調すると説明しましたよね。
一方で、以後はその出来事・時の後の方に重きが置かれます。
「以後お見知りおきを」という表現がありますが、この場合は今という時間ではなく、今からの後の時間に重点が置かれています。
どちらも同じような意味をもつ表現ですが、しっかりと使い分けられています。
「13時以後で予約できませんか?」とも、「以降お見知りおきを」とも言いませんよね。
感覚で使い分けできる言葉ではありますが、もし迷ったらどこに重きが置かれているか考えてみてください!
「以降」の例文をご紹介
こちらでは、ビジネスで使われる「以降」の例文をご紹介します。
まずは、ミーティングや面接の日程を調整する際のフレーズ。
「明後日以降で、ご都合の良い日時の候補を3つお知らせください」
この場合は明後日も含みますよ!
次は、製品のサポートに関するフレーズ。
「バージョン4以降はサポート対象外になります」
こちらは、バージョン4を含むそれより後に発表されたバージョンを示しています。
「以降の前に使われる出来事や時は、その後の時間に含まれる」ということを覚えていれば、迷わないですね。
英語でいうと?

以降がある時点も含むということがわかったところで、最後に英語で以降を表す表現をご紹介します。
と言っても、とても簡単です。
それは、「from」を使うこと。
例えば、「13時以降にこちらへお越し頂けますか?」であれば、
“Could you come here from 1PM?”
と言うことができます。
「from」は英語を使う機会があまりない方でも、馴染みのある単語ではないでしょうか?
いざという時に、使ってみてくださいね。以上が、「以降」に関するナンスカでした。
以降はある時点を含む。
これだけ覚えていれば、安心ですね。それでは、また次回以降のナンスカでお会いしましょう!