突然ですが、もしもあなたが自転車を盗むとしたら、どんな自転車を選びますか?
私だったら、思い切って悪事を働くのだから、鍵がかかっていなくて、よりキレイで物が良く、盗み甲斐のある自転車を選びますね。
少なくとも鳥のフンが付いた自転車は、わざわざ選びません。(注:想像上のお話です。)
そして、同じように考える人って結構いるのではないでしょうか?
そもそも、「同じものから好きなものを1つ選べ」と言われたら、より状態が良いものを選びたいものですよね。
今回は、そんな人間心理を逆手にとって生まれた自転車盗難防止アイテム、『鳥のうんちシール』を紹介したいと思います。
この発想、うなるほど納得してしまう説得力がありますよ!
鳥のうんちが付いた自転車って、嫌だよね。
震災含め、さまざまな時代の変化により自転車の利便性が見直されているこの頃。
新しい生活様式の一環として、自転車を購入した人もいるのではないでしょうか?
ところが、盗難被害にあいやすいのも悲しい事実です。
警察庁「平成30年の刑法犯に関する統計資料」によると、申告されているものだけでも年間18万3879件の被害がありました。
これは3分に1台のペースの計算になり、さらに驚くことに、その内の約40%は鍵をかけていたにも関わらず被害にあっています。
とはいえ、自転車は盗まれたくないけど、乗り降りの度、何重にも鍵を付けるのは面倒だし、鍵をジャラジャラ持つのも嫌!!!
鍵を探したり、なかなか開けられずモタモタしたりしていると、「サッと乗れるのが自転車の良さじゃないの!?」と泣きたくなります。
そこで、ぜひ取り入れたいのが『鳥のうんちシール』です。
どうですか、この見た目のインパクト!
「あっ…」ってなっちゃいますよね、「あっ、可哀想…」って。
安心してください、シールですから!!
でも、想像してみてください。
自転車に乗ろうとした時、サドルにこんな鳥のフンが落ちていたとしたら…?
嫌ですよね。めちゃくちゃ。
とてもじゃないけど、この上にまたがる気にはなれません。
『鳥のうんちシール』は、私たちが持つ「鳥のフンは汚い」という共通認識を見事に利用した、鍵を使わない盗難防止シールなんです。
追求したのは「本物」っぽさより「鳥のフン」っぽさ
作ったのは、もときれおが(@reoga_motoki)さん。
彼は『鳥のうんちシール』を作るために、まず駅前や商店街などで様々な鳥のフンを観察することから始めました。
しかし、どうも自分が想像する鳥のフンと、実際に落ちているフンのヴィジュアルに差があることに気付き、「リアルさ」から「人が想像する鳥のフンっぽさ」の追求に方向転換することに。
誰が見ても「あ、鳥のフン!」と感じる形状を意識しながら、友人などへのヒアリングをもとに、究極の鳥のうんちデザインが完成しました。
自転車置き場で盗まれなかった実験結果も
実際に『鳥のうんちシール』を貼った自転車を、自転車の盗難件数が年間1000件を超える地域で合計5日間置きっぱなしにする実験も行われました。
結果は、鍵をかけていなかったにも関わらず、盗まれることはありませんでした。
もちろんシールのみで盗難にあわない保証はありませんので、施錠などの予防策は大切です。
それでも、鍵が進化すると同時に盗難手口も巧妙になっており、現実はいたちごっこ状態。
だからこそ「鳥のフンがついた汚いものは選びたくない」という人間心理を利用して、視覚だけで「盗む気を起こさせない」ようにした『鳥のうんちシール』は秀逸なのです。
自転車に限らず、盗まれたくないものに貼ってみよう
シリコンゴムでできたシールは耐水性が高く、柔らかいので曲線的なサドルにも貼りやすいのがポイント。
サドルの側面へ垂れるように貼り付けることで、より鳥のフンっぽさを表現することが出来る上に、遠目でも認識されやすくなります。
自転車だけでなくバイクのシートに貼ることも出来るし、いつの間にか無くなっていることの多い、傘の目印にもいいかも!!
「え、鳥のフンついてるよ!」「あ、これ、シールなの」なんて話題にもなる『鳥のうんちシール』で、ユーモアたっぷりに盗難対策してみませんか?
ちなみに、9月7日には第二弾となるプロジェクトがスタート予定!こちらも楽しみですね。
商品情報
商品名 鳥のうんちシール
公式サイト https://reogamotoki.com/torinounchi/