「地方」というと、“田舎”とか“栄えていない”といったイメージがありませんか?
ところが近年、ふるさと納税などをきっかけに地方には魅力ある食材や名産品が多くあることが広く知られるようになり、さらにリモートワークの普及で地方に移り住む人々が増えています。
いま、地方はそれぞれが持つ魅力ある資源や環境を武器に、個性を発揮しながら独自の進化を見せているんです!
そこで今回は、地方創生のポイントでもある“6次産業化”を支援するサービス「MISO SOUP」を、地方在住・農業経験者でもあるかとうがご紹介します。
6次産業化のサポーター「MISO SOUP」
「MISO SOUP」は、“世の中の技術や叡智を活用して地域の持つ資源の価値を再発見し世の中にその魅力的な価値を届けること”を軸に、6次産業化を目指す人々をサポートする会社。
●商品ブランドプロデュース事業
●デザイン・制作事業
●プロジェクト企画・運営事業
●クラウドファンディング事業
●セミナー・スクール事業
という視点で、全国の生産者や地方自治体、企業の人たちとともに、それぞれが持つ素晴らしい資源を未来に残していくための助っ人役を担っています。
たとえば農業は、まだまだあらゆる仕事を個人や家族経営で行っていることが多い職種。
その分、臨機応変に対応できるのも強みなのですが、一方で、アイデアや考え方が偏ったり、アップデートしにくいという傾向があるのも事実です。
なかには積極的に取り組む方もいますが、個人で取り組むにはどうしても限界が出てくることも。
「MISO SOUP」は、それぞれのプロが必要に応じてサポートをし、最終的に生産者だけでやっていけるための体制づくりを手伝ってくれるサービスなんです。
そもそも6次産業化ってなに?
6次産業化とは、生産者(1次産業)が加工(2次産業)と流通・販売(3次産業)まで行う産業のカタチです。
身近なイメージだと、これまで生産のみを行っていた農家が、自分たちの作物から製品を加工し、販売するスタイルが当てはまりますね。
とはいえ、農家が作った漬物や漁師が作った干物が珍しくないように、実は昔からこのスタイルはありました。
6次産業化には、その加工品にさらにブランド力をつけたり、地域や企業とタッグを組むことで、より力強い販売力を持つ産業にしていこうという取り組みも含まれています。
実際に6次産業化されたものってどんなものがあるの?
海育ちのプレミアムにんじんジュース(ブランドプロデュース)
海育ちのにんじんジュースは、神奈川県「元気もりもり山森農園」の商品。
海が見える畑で潮風を受けて育ったにんじんは、砂糖・香料・着色料不使用で甘みたっぷりの100%にんじんジュースです。
もともと売れていたにもかかわらず、商品のコンセプトを見直し、デザインやHPなども含め地域の特徴も交えたリブランディングを行うことで、より人気を集めています。
PAKUCI SISTERS(ブランドプロデュース)
自社で生産しているパクチーを使ったパクチーペーストをしっかりブランディングし、多くの人にアピールすることで、農園やパクチーにも興味をもってもらえるようにと、「PAKUCI SISTERS」としてブランド化。
思わず目を引くラベルデザインや、飲食店とのコラボレシピ開発など、生産者自身の魅力を活かしたブランディングがポイントですね。
オオノ農園の落花生100%ペースト
こちらは「MISO SOUP」プロデュースではありませんが、アイデアが魅力的なのでご紹介します。
落花生100%ペーストは、千葉県の名産でもあるピーナッツを作る生産者さんが、『お菓子』ではなく、食卓に上がるような商品が作れないかと考えたことから生まれた商品。
「食卓に上がっていない品目を、あえて狙って消費量を伸ばす」という考え方がポイントです。
地方も都市もそれぞれ面白くなっていく!
これまで格差があると考えられてきた地方ですが、ネットワークの普及や発信力の高まりも加わって、もともと持っていた土地の魅力を強みとして活かし始めています。
個人レベルでは難しかった6次産業化にも、「MISO SOUP」のようなサポーターが参加したことで、この勢いはますます加速していくことでしょう。
今後も地方創生に関する話題をピックアップしていく予定なので、ぜひお楽しみに!
サービス情報
サービス名 MISO SOUP
提供元 株式会社MISO SOUP
公式サイト https://misosoup.co.jp/