鉛筆も、地球の未来も繋げる鉛筆削り?鉛筆をどんどん使いたくなる「TSUNAGO」の正体とは?

かとうかのこ
かとうかのこ
2022.11.11
TSUNAGO
画像提供:株式会社 中島重久堂

大人になると、普段は鉛筆よりもシャーペンやボールペンを使うという人が多いのではないでしょうか?

だからこそ、たまに鉛筆を使うと、なんとなく柔らかさがある滑らかな書き味が、改めて心地よく感じることってありますよね。

でも、シャーペンやボールペンと違って、使うほどに短くなって持ちにくくなるのが鉛筆のちょっと使いづらいところ。

今回は、デメリットに思われがちな“短くなる”ことを、アイデアひとつで楽しみに変えられるユニークな鉛筆削り「TSUNAGO」をご紹介します。

“想いをつなぐ鉛筆削り”その名も「TSUNAGO」

TSUNAGO
画像提供:株式会社 中島重久堂

「TSUNAGO」は、短くて持ちにくくなった鉛筆同士をつなげて使えるようにするための鉛筆削り。

これまで、短い鉛筆の延命措置としては、補助軸をつけて使うのが一般的でしたよね。

TSUNAGO
私が小学生の時は、補助軸ブームがありました…。

「TSUNAGO」では、新たなアイテムを足すのではなく、“鉛筆そのものを合体させて長くする”というアイデアを可能にしています。

もちろん補助軸も使いやすいのですが、直径が鉛筆より大きくなることで握り心地が変わったり、最後の最後まで使い切れなかったりするのが気になる人もいたのではないでしょうか?

「TSUNAGO」なら、握り心地はそのままで、最後まで削って使い切ることができます。

どうやって繋げるの?気になる使い方は?

「TSUNAGO」には、番号が振られた3つの削り穴があります。

番号の順番通りに削ることで、2本の鉛筆に凸凹を作ることができるという非常にシンプルな使い方。

まず1番の穴で、鉛筆のお尻側を削って穴をあけます。

次に、もう1本の鉛筆の先を2番、3番の順で削ると、1番で開けた穴に、すっぽりとはめることができる仕組みです。

とっても単純ですが、“穴をあける”“穴に合う形に削る”など、一般的な鉛筆削りには用いられない構造を再現できる技術があってこそ。

“鉛筆を使うため”ではなく“鉛筆を使い切るため”の鉛筆削りです。

国内の鉛筆削りを多く製造する専門メーカー・中島重久堂

TSUNAGO
画像提供:株式会社 中島重久堂

創業80年以上の老舗メーカーですが、初めて知ったという人も多いのではないでしょうか?

実は、中島重久堂は様々なメーカーの鉛筆削りをOEM製造(※他社ブランドの製品を製造すること)しているため、一般的に名前が知られる機会が多くありません。

あなたが持っている鉛筆削りも、実は中島重久堂製かもしれませんよ?

一方、「TSUNAGO」は、中島重久堂のオリジナルブランド製品。

メーカーだからこそ、自由なアイデアに鉛筆削りの知識と技術をフルに生かした、とっておきの製品が作れるんですね!

未来へ“繋がる”サスティナブルな鉛筆削り

TSUNAGO
画像提供:株式会社 中島重久堂

“もったいないを解決するアイテム”として注目される「TSUNAGO」ですが、色や模様の違う鉛筆同士を組み合わせることで、市販の鉛筆にはないオリジナルなデザインを楽しめるのも、大きな魅力のひとつではないでしょうか?

“次はどんな組み合わせにしようかな”と考えるだけで、これまでデメリットに思われていた鉛筆が短くなっていくことが楽しみに変わるところがプロダクトとして秀逸ですよね。

また、「TSUNAGO」の収益の一部を森林保全団体・more treeの活動に寄付するなど、森の未来にも繋がる取り組みも、プロダクトのコンセプトに説得力を持たせています。

鉛筆削りメーカーが、鉛筆や、原料となる木材、森林の未来まで大切にする。

この“あらゆる産業が循環の中にある”という意識は、資源や環境を未来へ繋ぐために、現代を生きる私たちが参考にしたい考え方のひとつですね。

商品情報

商品名      想いをつなぐ鉛筆けずりTSUNAGO
販売元      株式会社 中島重久堂
商品販売ページ  https://njk-brand.co.jp/njk-brand/tsunago/

かとうかのこ
WRITER PROFILE

かとうかのこ

大学卒業後、海外を放浪したのち農業を始める。農業の傍ら、農や食を中心にライターとしても活動。美味しいものと、温泉、旅が好き。特技は、手だけでモコモコかつなめらかな泡を作ること。

Twitter:@kato_kanoko

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