フィボナッチ数列…?
初めて見るカタカナの言葉や数列という単語に、思わず拒否反応が出てしまったほど、私は数学が苦手です。
でも、「Fibonacci(フィボナッチ)」と名付けられたこのバッグは美しい。
全体的にはすっきりとしていて主張しすぎないのに、ポケットなどのディテールの個性が印象に残る。
そして、このデザインの秘密こそフィボナッチ数列に関係しているらしいのだ。
というわけで今回は、私に理解できるのかとやや不安になりながらも「Fibonacci」のバッグをピックアップしました。
これを読めばフィボナッチ数列も「Fibonacci」の魅力も、きっと理解できるはず!
数学の美しさが光る「Fibonacci」のショルダーバッグ
「Fibonacci(フィボナッチ)」は、自然界の現象に数多く見られるフィボナッチ数列を用いてデザインされたレザーアイテムシリーズ。
その中の1つ「ショルダーバッグL」は、黄金比率(1:1.618)を取り入れたデザインと、外側に付いた曲線が印象的な3つのポケットが特徴です。
ストラップを外せば、クラッチバッグとしても使用できるので、服装に合わせて使い分けることができます。
シンプルなデザインの中に、ちょっと変わった形のポケットがアクセントになっているから、普段使いに限らず、ビジネスシーンからちょっとフォーマルな場まで連れていけそうじゃないですか?
そもそもフィボナッチ数列って何?
フィボナッチ数列とは、イタリアの数学者フィボナッチが紹介した“どの数字も前2つの数字を足した数字”という規則を持つ数列です。
って言われても、いまいちピンとこないですよね?
でも、実は私たちの周りや自然界に、どういうわけか多くみられるとても身近な数列なんです。
例えば、木。
ほとんどの木はフィボナッチ数列によって枝分かれしていくのだそうです。
枝の分かれ方にそんな規則性があるなんて知っていましたか?
他にも、花びらの枚数やひまわりの種の列数、うさぎの増え方、さらには私たちの体のなか、気管支や肝臓の血管などもフィボナッチ数列に沿っているのだとか。
興味が湧いた方は、こちらの記事で詳しく解説しているので読んでみてくださいね!
そして、「Fibonacci」シリーズの素となったこの形も、フィボナッチ数列をベースに作られた螺旋(らせん)です。
この螺旋は台風や銀河、さらにはDNAにも見られ、私たちの遺伝子から宇宙まで共通する法則なのだそう。
さらに、葛飾北斎の嶽三十六景『神奈川沖浪裏』やミロのヴィーナス、ピラミッドなどはるか昔から芸術面でも取り入れられているというから驚きです。
マルチに使いやすいからシリーズで揃えたくなる!
「Fibonacci」シリーズでは、3種類のショルダーバッグと2種類のウォレットの全5アイテムを展開中。
取り扱うアイテムはすべて、熟練された日本の職人の手で1つ1つ丁寧に作られています。
各アイテムがフィボナッチ数列をベースにデザインされているので、バッグとお財布をセットで使えば、統一感のある洗練されたおしゃれを演出することができそうじゃないですか?
素材には、伝統的製法である植物タンニンでなめしたイタリア製の牛革を採用。
落ち着きと高級感がある革独特の艶が美しく、思わず手に触れて、質感を確かめてみたくなるような魅力がありますよね。
“数学×〇〇”でもっと楽しく、面白く!
数学とファッションって、ジャンル分けするとお互い遠い領域にあるイメージじゃないですか?
でも、人が“美しい”“素敵”と感じる時、そこには数学で証明できる根拠が存在しているのかもしれません。
ナンスカでは、他にも数学を取り入れたプロダクトを紹介しているので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
台湾発の「22 Design Studio」が手掛ける、スーパー楕円を描いた曲線が美しいコンクリート製フラワーベースとは
今後も、数学を取り入れたプロダクトや話題をどんどんご紹介していく予定です。
“数学は苦手”という印象が“数学って面白い”に変わる瞬間が訪れるかもしれませんよ?
商品情報
商品名 Fibonacci
販売元 KITSUCA
公式サイト https://kitsuca.com/