4月6日は「コンビーフの日」ってご存知でしたか?台形型の独特なフォルムの缶で有名なコンビーフですが、どうして4月6日が記念日なのでしょうか?
語呂合わせではなさそうですが、特別な理由があるのでしょうか? ということで、今回はコンビーフの日の由来を探るとともに、『コンビーフの日って一体ナンスカ?』の疑問に迫りたいと思います!
そもそもコンビーフってどんな食べ物?
コンビーフとは、簡単に言うと「塩漬けにした牛肉」のこと。
詳しく語源を解説すると、
コンビーフの「コン」とは、英単語の「corned」=「塩漬けされた」という意味。
「ビーフ」は、もちろんみなさんご存知の通り「beef」=「牛肉」という意味ですね。
コンビーフは、サラダやサンドイッチ、炒め物の具にもできますし、そのままで食べても美味しい食材です。
ちなみに、日本でコンビーフといえば、火が通ったほぐし身の缶詰が一般的ですが、欧米などでは、生のブロック肉のコンビーフが一般的なんだとか。塩漬けにしていても、缶詰にはされていないのが特徴のようです。
日本と同じように、缶詰のコンビーフが流通しているのは、ブラジルやアルゼンチンといった南米の国が有名です。
長期間保存できるコンビーフ缶の秘密とは?
コンビーフは塩漬けなので、長期間保存することが可能な食品です。製品や環境にもよりますが、日本のコンビーフなら保存期間は約3年が一般的。そのため元々は、長い船旅や、軍用の食料として活用されていたそうです。
しかし単純に考えて、お肉を3年間も保存できるなんて、すごいですよね! どうやったらそんなに長い期間お肉を保存できるのでしょうか?! それには、あのコンビーフの独特な缶の形が関係していました。
コンビーフ独特の台形型の缶は「枕缶」とよばれていています。
枕缶は空気を押し出すことで、お肉が酸化するのを防ぐ構造になっていたのです。
台形の狭くなっている側から、広い方に向かって牛肉を詰めると、自然と空気が抜けるため、コンビーフは空気に触れなくなります。そのため、牛肉が酸化しにくくなり、保存期間が長くできるというわけなのです。
4月6日はコンビーフの「枕缶」が特許登録された日!
コンビーフが長期間保存できる技術!そう、この枕缶こそがコンビーフの日の由来なのです!枕缶を開発したのは、アメリカ人のArthur A.LibbyさんとWilliam J.Wilsonさんという方で、この2人が特許を申請し、それが認められた日が4月6日だった。ということで、コンビーフの日が4月6日に制定されました。
コンビーフ自体ではなく、缶が由来だったとは意外な由来ですよね!
コンビーフを手軽に美味しく食べるには?レシピを紹介!
コンビーフの日とその由来についての謎が解けたところで、何だか改めてコンビーフが食べたくなった人もいるのではないでしょうか。そこで、普段のおかずに簡単に作れる、おすすめのコンビーフレシピを2つご紹介します!
ポテトサラダ×コンビーフ
じゃがいもとコンビーフ缶さえあればできる、超簡単レシピです♪
作り方は簡単!蒸かしたじゃがいもを潰したら、コンビーフとマヨネーズと混ぜ合わせるだけ!
塩コショウで味をととのえれば完成です!
じゃがいももコンビーフ缶も日持ちするので、買い置きしておけば困ったときにサッと作れるお助け一品になりますよ。サンドイッチの具として挟んでも美味しいのでおすすめです!
きんぴらごぼう×コンビーフ
洋食のイメージがあるコンビーフですが、和食のきんぴらごぼうにも合うのです!
いつものきんぴらごぼうにコンビーフを加えて炒めることで、ボリュームがアップし、食べごたえ抜群に♪コンビーフを入れることで、味もしっかりめになるのでご飯がすすむ一品になります!
コンビーフを美味しく食べよう!
いかがでしたか? コンビーフの日が4月6日なのは、コンビーフ自体ではなく、その缶の特許が認められた日。という興味深い由来がありました。
コンビーフは、保存食として買い置きしておけるのが魅力ですが、使い方次第で普段のレシピにも活用できる便利な食材です。今までコンビーフを使ったことがなかった!という人も、そういえば家にコンビーフがある!という人も、コンビーフレシピをこの機会にぜひ試してみてくださいね。