2019.10.04

宅配便でよく見る「天地無用」って何?大切なものを送るときに知っておきたいこと

天地無用

宅配便のダンボール箱に貼られている「天地無用」というシール。みなさんも一度はみたことがあるのではないでしょうか。

天地無用
こういうシール、みた事ありますよね!

今回はこの「天地無用」について紹介していきます。「天地無用」の本来の意味や、「天地無用」がよく使われる宅配便で気をつけたいこと、知っておきたいこともあわせて解説していきますね!

「天地無用」ってどういう意味なんだろう?

「天地無用」という言葉をそのままの字面で理解すると、「上下どうなっても構わないよ~」と受け取ってしまいがちです。だって「天地(上下)」が「無用(必要ない)」ですもんね。

ですが、それは大きな間違い!

実際の「天地無用」の意味はこのような意味なんです。

運送する荷物などに表示する語で、破損の恐れがあるため上と下を逆にしてはいけない、の意。

引用元:コトバンク『デジタル大辞泉』より

「天地無用」の本来の意味は「上下を逆にしてはいけない」という意味です。「えっ、今まで逆に考えてたよ!」という人、いませんか?

それもそのはずで、平成25年度の文化庁の調査では「上下を逆にしてはいけない」と正しく理解していたのは55.5%にとどまっていて、「上下を気にしないでよい」と理解していた人が29.2%もいることがわかっています。

日本人の約3割が「天地無用」を見て、「上下を気にしなくてもいいのか~」と思うってことなんです。さらに「分からない」という人が約1割いたため、合計約4割の人が「天地無用」の正しい意味を理解していない計算になります

宅配便に「天地無用」と書いておいたのに…

荷物いっぱい

この結果を見ていると心配になるのが宅配便です。上下さかさまにして欲しくない大切な品物に「天地無用」と書いていても、約4割の人は正しく意味を理解できてないのですから。

筆者自身、ヤ○ト宅急便の集配センターでアルバイトを3年ほどやっていた経験から言うと、「天地無用」と書いてあったとしても「あまり効果はないよな」というのが実感です。もちろん、ヤ〇ト宅急便の正社員やベテランのアルバイトは「天地無用」の意味を知っているので丁寧に扱います。

ただし、盆正月やお中元・お歳暮の時期には大量の短期アルバイトの人が入ってきます。さらに大量の宅配物が集中するので、どうしても一つ一つの荷物への注意がおざなりになってしまうんですね。

そのため、「天地無用」と書いていたのに「荷物がさかさまに扱われた」、「中の荷物が破損していた」というケースが後を絶たないんです。

大切なものを送るときに知っておきたいこと

最近ではメルカリやヤフオク!の利用が広がったこともあり、個人間での荷物のやりとりが爆発的に増えています。

こういった個人間での荷物の配送でトラブルにならないために、荷物を送るときには次のようなことに気をつけてください。

  大切な荷物の梱包には「緩衝材」を使う
  配送業者指定の「シール」を利用する

この2点に気をつけるだけでも、荷物の破損リスクは「ぐん!」と軽減されますよ!

大切な荷物の梱包には「緩衝材」を使う

プチプチ

「緩衝材」というと「?」となってしまいますが、代表的な緩衝材は「プチプチ」でおなじみの「気泡緩衝材(エアパッキン、エアクッション)」があります。

最近ではダイソーやキャンドゥなど100均ショップでも販売されているため、気軽に利用できる緩衝材です。食器などの割れやすく、形がさまざまにあるものでも簡単に梱包できるのでおすすめです!

配送業者指定の「シール」を利用する

シール
天地無用以外にもシールは色々ありますね

段ボールに直接「天地無用」と書いても構わないのですが、できるだけ配送業者指定の「シール」を利用することをおすすめします。

理由の1つめは、配送業者指定の「シール」にはわかりやすく図表で示してくれているから。「天地無用」という言葉だけでなく、「この面を上に」と文字とイラストを使って表現されています。

理由の2つめは、配送する人が見慣れているからです。配送する側も人間です。やはり見慣れているものは目で判別しやすく、意味をすばやく受取りやすくなります。

ちなみに配送業者指定のシールには「天地無用」のほかに、「下積厳禁」や「精密機器」などがあります。送り状の「品名欄」に利用したいシール名を記入するか、ドライバーか店舗スタッフに伝えると対応してくれます。

配達会社のみなさん、いつもありがとう!
配達会社のみなさん、いつもありがとう!

宅配便でよく見る「天地無用」ですが、実は多くの人が誤解している言葉でもあります。「自分が知っているからほかの人も知っているだろう」と思っていると、トラブルに巻き込まれてしまうことも。

ちょっとした工夫でリスクを軽減できるので、大切なものを宅配便で送るときに参考にしていただければ幸いです!

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ナンスカ編集部

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"日常の「何それ?」を楽しむメディア"ナンスカの編集部です。

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