2020.08.24

プラスチックをゴミにしない!「Bope」で新たな価値を生み出す雑貨ブランド

Bope

「死んだクジラの胃からプラスチック製カップ100個以上と袋25枚が見つかった(2018年インドネシア)」

「砂浜に160匹以上のウミガメが打ち上げられ、その多くはプラスチックごみに絡まり、けがをしていた(2020年 バングラディシュ)」

今、海洋生物たちにに大きな影響をもたらしているプラスチックごみ。海洋プラスチック問題は早急な対策が必要とされています。

その対策には、大きく分けて2通りあると思います。

1つは、プラスチックの使用を抑えること。「これ以上プラスチックゴミを増やさない」という未来に向けた対策です。最近日本で始まった「レジ袋有料化」もその1つといえます。

もう1つは、すでにゴミになったプラスチックに新たな価値を生み出すこと。「プラスチックゴミをゴミにしない」という、今すぐ減らすための対策です。

今回紹介する雑貨ブランドは、まさに後者。再生プラスチックでオシャレな雑貨を製造・販売する「Bope」をご紹介します。

タイ・チェンマイ発!再生プラ雑貨ブランド「Bope」

Bope

タイのチェンマイで生まれたブランド「Bope」。販売する雑貨の素材は 再生プラスチック100%。ペットボトルキャップなどの廃棄プラスチックから、コースター、フラワーポット、モバイルスタンド、トレーを製造・販売しています。

Bope

「Bope」の雑貨は、2020年から日本でも販売されています。輸入販売を行うのは、株式会社恵比寿レコード。輸入販売をスタートさせるにあたり、クラウドファンディングを活用。無事に目標金額に到達し、現在は「Bape Japan」としてオンラインで販売しています。

Bope

「Bope」の最大の特長は、独特の色合いと模様。大量生産では無く、1つ1つ職人が丁寧に作っています。そのため、同じ色・模様のものは存在しません。どれも世界にひとつしか存在しないのです。

「Bope」を立ち上げたのはタイの青年たち

Bope

「Bope」を立ち上げたのは、タイ・チェンマイに住む青年たち。

もともとは、破砕されたプラスチックゴミを買い取り、リサイクル工場に引き取ってもらう活動をしていました。

しかし、そこには問題が…。回収したプラスチックには、様々なタイプが混在した状態でした。混在した状態では、工場では引き取ってもらえません。

彼らは、プラスチックをゴミにしたくない…そこで、どうしたら破砕されたをプラスチックに価値を生み出せるかを話し合いました。そこで解決策として挙がったのが、プラスチックを溶かして、リサイクル製品を生み出すこと。

Bope

しかし、そのためのノウハウがわかりません。そんな時、出会ったのが「PRECIOUS PLASTIC」というサイト。オランダのデザイナーが立ち上げた、プラスチックリサイクルのオープンソースプロジェクト。プラスチックの性質の違いや再生方法など、さまざまな情報が公開されています。その中のひとつに、個人でプラスチックゴミを破砕し別の製品に作り変える方法の動画も公開されていました。

彼らが特に注目したのが、射出成型機の設計図。射出成型機とは、プラスチックごみを溶かして型に流し込むための機械です。設計図を元に、射出成型機も作ることに成功しました。

Bope

プラスチック再生のノウハウを学んだ彼らは「Bope」を立ち上げ、雑貨の製作・販売をスタートしました。「Bope」は、雑貨販売のほか、世界中の人たちに再生プラスチックのワークショップも開催。学校や環境団体との協力も進めています。

その理念は「Bope Japan」も同様です。日本での「Bope」雑貨の輸入販売やワークショップ開催を通じて、プラスチックゴミ問題について考えるきっかけ作りをしたいと考えています。

プラスチックゴミからオシャレ雑貨になるまで

Bope

ここからは、プラスチックゴミから「Bope」雑貨ができるまでを簡単にご紹介します。

まず、破砕プラスチックを色分けします。その後、色を配合。「Bope」の特長である独特の色合い・模様はこの色の配合で決まります。

そして登場するのが「PRECIOUS PLASTIC」の設計図を元に生まれた射出成型機です。射出成型機に、破砕したプラスチックをセット。約180度‐200度に設定し、10分程度待ちます。

Bope

プラスチックが溶けたら、いよいよ型に注入。「Bope」が使用する型は、アルミニウムと鉄をMIXして作ったオリジナルです。

注入が終わったら、型を少し水で冷やします。そして、型から外すと再生プラスチック雑貨の出来上がりです!

この作成の様子をは「Bope Japan」の公式サイトで動画公開されています。

再生プラスチックの製品を意識してみよう

Bope

日本の日常生活はプラスチック製品で溢れかえっています。その環境に慣れてしまっている今、深刻な環境問題とわかっていても、プラスチックの使用を極端に止めることは難しいかもしれません。

しかし、「Bope」のような再生プラスチック製品を選んでいくことでも、プラスチックゴミを減らすことに貢献できます。

これからは、プラスチックの使用を徐々に減らすことと同時に、モノを選ぶ際は「再生プラスチックかどうか」も意識してみてはいかがでしょうか?

商品情報

商品名 Bope

販売元 株式会社恵比寿レコード

公式サイト https://ebisurecords.jp/?page_id=46

オンラインショップ https://bopeshop.ebisurecords.jp/

 

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ナンスカ編集部

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"日常の「何それ?」を楽しむメディア"ナンスカの編集部です。

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