端材や廃棄品が生まれ変わる！アップサイクルで新たな価値をデザインするブランド「NEWSED」

「アップサイクル」という単語を耳にしたことはありますか？

本来捨てられるはずの廃材や不用品を“アップ”グレードさせ、別の製品として生まれ変わらせることを“アップ”サイクルと言います。
企業によるSDGsやサスティナブルな製品づくりが推奨される現代において、非常に重要性の高い取り組みです。

今回は、アップサイクルによって新しい価値を生み出すブランド「NEWSED（ニューズド）」についてご紹介いたします。

アップサイクルが当たり前の社会を目指して

「NEWSED（ニューズド）」は、あらゆる端材や廃棄品をユニークなアイデアと組み合わせたオリジナルプロダクトを製作しているブランドです。

プロダクトには、それぞれストーリーが込められています。
廃材となった背景のストーリーを大切なエッセンスと考え、端材や廃材がどのように生まれ変わったかを感じられるよう、加工は最小限に、素材の特徴を活かしたアイテムに仕上げられているのです。

生まれ変わるまでの物語があるアイテムを通じて、アップサイクルの意識がスタンダードとなる社会を目指しています。

ここからは、実際にどのような製品が製作されているかをご紹介いたします！

素材の魅力が光るオリジナルプロダクト

カラフルなアクリル端材が世界にひとつのアクセサリーに

装飾アクリルの端材を、タグプレートやアクセサリーに作り変えた「Acryl Tag Plate」と「Re:Acryl」シリーズ。
特徴的なカラーやデザインが施されたアクリル材をランダムに組み合わせることで、個性的なファッション雑貨が誕生しました。

タグプレートは、キーホルダーとして鍵やバッグに着けると、存在感のあるワンポイントに。
ピアスやイヤリング、バッジは、あざやかな発色と色の組み合わせが面白く、スタイリングのアクセントとして活躍してくれそうですね。

新感覚！木琴の端材を使用した「音を楽しむ」栓抜き

「Pon / Pusyu」は、使う時の音が名前の由来となった栓抜きです。
木琴を調律する際に出てしまった音板の端材を使用しており、ワインのコルクを抜く時は「ポンッ」と軽やかな音が、また瓶のフタを開ける時は「プシュッ」と心楽しい音が響きます。

飲み物の瓶を開ける楽しみを、音と共に何度も味わえるよう、リピート記号が刻まれているのも洒落が効いていますね。

身の安全を守るシートベルトがおしゃれの強い味方に

特に意外性が強いプロダクトのひとつが、「Seat belt bow tie」です。
自動車のシートベルトを使った蝶ネクタイ。そう聞くと驚いてしまいますが、強くしなやかなナイロンの糸を織って作られている素材は、美しいハリと光沢があり、フォーマルな装いにぴったりです。

きゅっと絞りを効かせた蝶ネクタイの形は、シートベルト素材に陰影のある表情を持たせ、高級感ただようビジュアルを実現してくれます。

パーティーなどの場面で原材料の種明かしをすれば、話に花が咲くこと間違いなしですね。

「おしゃれで、環境にやさしい」という選び方

環境に配慮した製品というと、どこか手を出しづらいイメージがあるかもしれません。
しかし、「NEWSED」のプロダクトはいずれも遊び心にあふれ、つい周囲に話をしたくなるようなバックボーンを持つものばかり。

ユニークでおしゃれな製品を使うことがサスティナブルな社会に繋がっていくと思うと、アップサイクルの意識も身近に感じられてきますね。

気になるアイテムを見つけた際は、ぜひ一度手に取って、その素材感をじっくりと観察してみてはいかがでしょうか？