2020.02.17

2020年のカレンダーに映る、台湾の山々

台北の市街地から気軽に足を運べる、陽明山

みなさん、こんにちは。半分台湾人のSeikyoです。
今回は、台湾の山々についてご紹介したいと思います。

日本から飛行機で最短2時間ほどで辿り着ける台湾。
そこは実に「山」の魅力に溢れた島なんです。

小さな島に山が密集

台湾はユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界に位置する島で、当然ながら地震を体感することも日本にいる時とあまり変わりがないくらい、身近に起こります。

そんな日本と同じく火山帯に位置する台湾。島の大きさは九州とちょうど同じくらいですが、標高が3,000メートルを超える山が、なんと日本の10倍、ニュージーランドの30倍もあります。
しかも台湾で一番高い山の「玉山(ユーサン)」(3,952m)は、標高がなんと富士山(3,776m)よりも高く、登山シーズンには登頂を目指す登山客で賑わいます。ちなみに玉山は、東アジアで最高峰です。

玉山©︎Dragons70c / Wikipediaより:https://zh.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%89%E5%B1%B1

森林鉄道も楽しめる、阿里山

ほぼ全台湾に山があると言っていいほど、山は台湾人にとても身近な存在なのかもしれません。
私も小さい頃から、家族旅行で山に行くことがありましたが、中でも印象的なのが島の中部に位置する「阿里山(アーリーシャン)」です。

かつて戦前の日本統治時代に、豊かな林業の開発のために鉄道が敷かれ、今なお当時の面影が残っており、現在では観光列車として運行されています。真夏の暑い時期に行ったのですが、とても涼しく霧もかかっていて、幻想的な風景を楽しむことができました。

意外なことに明治神宮の鳥居は、実は当時はるばる阿里山から船で運ばれた樹齢1,200年以上の「タイワンヒノキ」で作られているそうです。

標高2,000mを超える山々を走る、阿里山の森林鉄道
明治神宮の第一鳥居

東海岸は山と海を同時に満喫

南北に長い台湾の島の中央には、縦に連なる「中央山脈」と呼ばれる山々があり、島の東海岸は平地を挟むことなく海に面しているため、山と海を同時に眺めることができます。
しかも歴史的に都市開発が進んだ西部地方よりも開発が遅れたため、原始的な風景を留めているのも魅力のひとつかもしれません。

島の東部の海岸線

「山」をテーマにした、台湾観光局の2020年カレンダー

といったところで、今回ご紹介するのが、去年の年末に話題になった台湾の交通部(日本でいう国土交通省)の観光局が発行した2020年の月めくりカレンダーです。台湾の名山(もしくは湖)が12個選ばれてそれぞれの月のテーマになっており、月ごとにイラストと写真を同時に楽しむことができます。ちなみに先ほどご紹介した阿里山は1月のテーマに選ばれています。

画像提供:旅行台湾―交通部観光局 https://www.facebook.com/timefortaiwan101/

イラストを手掛けたのは、イラストレーターの川貝母さん(https://www.facebook.com/inca.pan)。ただただ「山」をイラストにするのではなく、そこに生きる人や生き物たちを描きつつ、まるでストーリーを紡いでいるかのような、独創的な世界観が描かれています。

彼自身も登山愛好家で、Instagramにはよく日々訪れた山が投稿されています。

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2020 ⽂化台灣 就是現在 Time to Marvel 你所不知道的台灣!⼩小島嶼雖不⼤,但卻擁有特殊地理理位置與環境,除了得天獨厚的海岸 景致之外,⾼⼭密度更是全世界最高的島嶼之一。光是三千公尺以上的⼭山峰就約莫有268 座,不僅是日本的10倍,更更是紐⻄蘭的20倍。從北到南,⼭巒疊層交錯,奇、險、峻、 秀,綿延出豐厚的自然生態資源。 如此獨具特色的山脈文化,也是即將到來來2020年的交通部觀光局年度主題「脊梁山脈旅遊年」。除了了相關活動之外,作為機關年度拜訪餽贈之觀光局月曆與周邊文宣,也將其精神延續,以「⽂化台灣就是現在 Time to Marvel」定調為行銷概念,並由中間研究室團隊所承接策劃。期望透過設計創作,形塑台灣觀光新視⾓角。 別於以往,以插畫創作為主視覺的月曆設計,觀光局期望在2020⽉月曆企劃在原有的插畫創 作之外,也能夠納入影像企劃,引領觀者游走在具體影像與抽象畫作之間,理性與感性之間,⼀探祕境,感受台灣⼭岳壯麗氛圍。 有些風景 就是要站在高處看 每⼀座⼭都有它神聖的獨特性。然而,要從眾多百岳之中,僅挑選數十座,對於策劃來來說著實不易。在整體性考量之下,策劃團隊以台灣特色五大⼭脈為架構主軸,並將登山難易度歸 入思考,從⼗七歲少女之湖、⽉亮的鏡⼦到東北亞第一高峰,不⼀樣的山岳脈動,皆有各自其趣與特⾊,期望重新建立旅人與台灣這片土地上的旅⾏故事。 在插畫創作上,特別邀請首位登上《紐約時報》的台灣插畫家-川貝母 ,本⾝也喜愛登⼭活 動,走過也挑戰過許多百岳,更期待能把台灣山岳都走一遍。擅長以隱喻⽅方式創作的他,重新詮釋每一座山岳意象,並挹注不同文化符碼,勾勒出具詩意情境故事,同時也巧妙為觀者保留了想像空間,不著痕跡總想讓⼈一探究竟。 此外,在影像創作上,由榮獲2016德國IF-學⽣生設計獎項的「淨愛高山」團隊共同參與。以 淨⼭為上⼭目的,透過設計與影像上創作,紀錄下一張張台灣高山的美麗與哀愁。此次,也特別為了2020觀光局月曆企劃,再次攀爬挑戰,為企劃留下許多精彩影像。敬愛高山,也淨愛⾼⼭的他們,更以實際行動撿拾⼭間垃圾,期望號召⼤眾在⽣活中關心環境。 綜觀整體來來說,2020觀光局⽉曆美中不⾜的部分,就是⼀年僅⼗二個⽉,要完整呈現台灣 ⼭脈⽂化,本就不⾜矣。千尋⼭⾏:秘境的探索,上千種台灣特有物種、原⺠部落文化、茶⽂化,唯有親⾃走一趟,才能體驗,期望來來訪的旅人,至少都有機會爬一座台灣百岳。 #索取請洽台灣觀光局粉專 #非販售商品 #川貝母 #淨愛高山 #中間研究室 #2020觀光局月曆 #脊梁山脈旅遊年 #台灣觀光局

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4月バージョン / 画像提供:旅行台湾―交通部観光局 https://www.facebook.com/timefortaiwan101/
12月バージョン / 画像提供:旅行台湾―交通部観光局 https://www.facebook.com/timefortaiwan101/

台湾の山は魅力が満載

台湾は小さな島ですが、これほどクリエイターや人々を魅了するほど密集した美しい山々がある、という意外な事実を発見できるカレンダーのデザインだと感じました。また山を通して、島の歴史を紐解いたり、日本との意外な関係性を知ったりと、改めて台湾の山の魅力を認識することができました。
私もまだまだほんの少しの山にしか登れていないのですが、このカレンダーをきっかけに未踏の山を訪れてみたいと思います。

では、次回もお楽しみに!

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Seikyo

Seikyo

1996年台湾生まれ。半分台湾人。東京でグラフィック&Webデザイナーとして働きながら、台湾と日本の文化のギャップをデザイン的な視点で発信中。 ポートフォリオサイト:http://seikyo-jo.com/

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