2019.09.10

お好み焼き「広島風」と「関西風」何が違うの?

お好み焼き「広島風」と「関西風」何が違うの?

ソースの香りと鉄板でジュージュー焼ける様子がたまらないお好み焼き。筆者である私は、広島県出身で、お好み焼きを食べて育ってきました。

また広島県出身にも関わらず、関西風のお好み焼き店で8年ほど働いた経験もあり、両方の良さを知る珍しい人間です。

関西風をライバル視している広島県民は多いですが、私は違いますのでご安心ください(笑)。

そこで今回は「広島風」と「関西風」のお好み焼きについて、解説をしていきたいと思います。

お好み焼きには「広島風」と「関西風」がある?

お好み焼きは大きく分けて「広島風」と「関西風」に分けられます。まずはそれぞれの特徴をみていきましょう。

広島風はどんなお好み焼き?

広島のお好み焼き

広島風は色んな具材を重ねて作るお好み焼きです。まずは生地を薄く伸ばし、その上に、キャベツ、もやし、豚肉、イカ天、ねぎ(その他薬味)の順に重ねていきます。

全て重ねたらひっくり返して蒸し焼きにします。その間に麺を焼いておき、具材が蒸し上がったら、麺の上に重ねていきます。最後に卵を広げて、さらに重ねれば広島風お好み焼きの完成です。

家庭で作るのは難しいので、広島の人は行きつけのお店に通うのが一般的です。私も幼い頃から、近所のお好み焼き屋さんに通っていました。

関西風はどんなお好み焼き?

関西のお好み焼き

関西風は生地と具材を混ぜ込んで作るお好み焼きです。キャベツやねぎ、天かす、卵を混ぜ合わせて、鉄板の上に広げます。そして広げた生地の上に、豚肉を乗せ両面焼いていきます。

関西風は混ぜるだけなので、家庭で作ったことがある人も多いかと思います。ちなみに美味しく作るコツは、

①混ぜる時に空気が入るように混ぜる
②卵を混ぜ切らず、黄身と白身がまばらになるようにする

この2点を押さえておけば、本格的な関西風お好み焼きになりますよ。

元祖はどっち?

元祖はどっち?

広島風と関西風でよく巻き起こるのが「どっちが元祖か?」という問題です。どちらも「うちが元祖だ」と言って解決しないので、両方の歴史から判定をしてみました。

まずお好み焼きの原型となったのは「一銭洋食」といわれています。「一銭洋食」とは明治時代後半に駄菓子屋で提供されていた食べ物です。水で溶いたうどん粉を薄く焼き、粉かつおやねぎを乗せて半分に折り、最後にウスターソースをかけて食べるというもの。当時は1銭で売られていたため、「一銭洋食」と呼ばれていたそうです。

「一銭洋食」は重ねて焼くスタイルなので、広島風に近い印象がありますね。原型のルーツで見れば、広島風が元祖と言えるかもしれません。

しかし「お好み焼き店の元祖」で比べると、また違う結果になります。広島風お好み焼きの元祖である「みっちゃん総本店」は1950年に創業しました。現在でも連日大行列ができる広島風の元祖です。

一方、関西風お好み焼きの元祖は大阪・道頓堀にある「美津の」。創業は1945年で広島風の「みっちゃん総本店」よりも創業が早いです。またメニューには「洋食焼き」もあり、昔懐かしい「一銭洋食」も提供しています。お好み焼き店の創業で比べると、関西風の方が元祖なのでは?と感じますね。

個人的には「作り方も見た目も違うから元祖とか関係ないじゃ‥」と思ってしまいますが、そう簡単には解決できない問題みたいです。

また世間一般的に、関西風のお好み焼きは「お好み焼き」、広島風お好み焼きは「広島風お好み焼き」と呼ぶことに、広島県民は不満を持っています。私は興味ない派ですが、友達とお好み焼きを食べていると、そんな話になったりするんです。

広島に訪れる有名人は「広島風と呼ばずにお好み焼きと呼んでください」と事前に警告をされることがあります。SNSで「広島風美味しかった」とか書き込みむと、広島県民から苦情が来るからです。

「そんな争いはいいから、美味しく食べよう」と思いますが、それだけお好み焼きを愛しているという証拠なのかもしれません。

私は広島風お好み焼きが好きですねぇ

広島のお好み焼きを作っています

広島風と関西風を知る私ですが、圧倒的に広島風お好み焼きの方が好きです。関西風のお好み焼きも8年間食べてきましたが、やはり広島風には勝てませんでした。

広島風お好み焼きは重ねてあるので、素材の甘みや旨味を繊細に感じ取れます。これは関西風にはない広島風の強みと言っても過言ではありません。あとは、やはり昔から慣れ親しんだ味なので、定期的に体が求めるんですよね。

そして広島県民の私はおすすめするお好み焼き店は「電光石火」です。生地の周りをフワフワの卵で包み、ドームのように盛り上がったフォルムが特徴のお好み焼き。

芸術的なフォルムが食欲をそそります。また電光石火のお好み焼きは、「大葉」が入っているのが大きな特徴です。一口食べると大葉の爽やかな香りが広がり、全体が上手くまとまります。本当に絶品なので、絶対に一度は食べてみてくださいね。ちなみに東京にも出店しています。

広島風と関西風どちらも美味しい!!

まとめると、広島風も関西風もめちゃくちゃ美味しいです。もはや別の食べ物と言ってもいいくらいなので、争いはせず熱々のお好み焼きを頬張った方が幸せになりますね。

また広島風を食べたことない人も多いと思います。気になった方は、ぜひお店に足を運んで食べてみてください。

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しっしー

しっしー

1990年生まれ、広島県出身。大学卒業後、大手コンビニで商品開発職として勤務。その後フリーライターとして独立し、ポーランドへ移住しました。
Twitter:@sissy0424

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