日本文化の1つとして、世界中にファンを増やしている「マンガ」。そんな「マンガ」に関する記念日が、日本にはた~~~っくさんあるんですって!
そんなにたくさん必要ある…? と思って調べてみると、どれも欠かすことのできない素晴らしい記念日であることが分かりました!
漫画の日は複数ある!「2月9日、11月3日、7月17日」
「マンガ・漫画・まんが」と名の付く記念日を調べてみると、代表的な3つの記念日がヒット。それぞれどんな記念日か紹介します!
2月9日「まんがの日」は、手塚治虫氏命日記念
漫画本専門古書店「まんだらけ」が、手塚治虫氏の命日を記念して制定した記念日です。
記念日協会等が登録する正式な記念日ではありませんが、毎年2月9日前後はまんだらけスタッフがコスプレをして接客してくれるようです! 眼福です!
↓まんだらけ公式サイトではコスプレをしている店員さん達の写真を見ることが出来ます。どの写真からもマンガ愛が伝わってくるので気になる方はチェックなのだ!
https://www.mandarake.co.jp/information/event/2007/cosplayday/
11月3日「まんがの日」は、漫画文化の発展を祈願する記念日
日本漫画家協会と出版社5社が協力し、2002年8月に制定された記念日です。
11月3日は「文化の日」でもあると同時に、手塚治虫氏のお誕生日でもあるんですって! やはり手塚治虫氏はマンガの神様なんですね~!
毎年4月ごろから「まんがの日記念 4コマまんが大賞」の作品募集が開始され、11月ごろから入賞作品の作品展が開催されるとのこと。若き才能を発掘する場でもあるんですね。
7月17日「漫画の日」は、イギリスで風刺週刊誌『パンチ』が発刊された日
1841年7月17日、イギリスの絵入り諷刺週刊誌『パンチ』が発刊された記念日です。後に、日本語版の『ジャパン・パンチ』も1862年に刊行されました。この風刺画は「ポンチ絵」と言われ、画家・文豪・政治家など大きな影響を与えたといいます。
要は、日本初の漫画雑誌の刊行です。これがなければ週刊少年ジャンプも、サンデーもマガジンもチャンピオンもりぼんも…何にも生まれなかったかもしれません。心の底からありがとうと言いたいです。
日本記念日協会に登録されている「まんがに関連する記念日」もある!
さきほど紹介した3つの記念日は、日本記念日協会に認定されている正式な記念日ではありませんでした。しかし、あの意外なマンガ達が正式な記念日に登録されていたんです!
9月13日「北斗の拳の日」
漫画『北斗の拳』が連載を開始した1983年9月13日を記念し、㈱ノース・スターズ・ピクチャーズによって制定された記念日。
『北斗の拳』の魅力を世界に向けて広く伝えていくことが目的だそうです!
公式サイト
http://www.hokuto-no-ken.jp/
……You は Shock!!!!
7月22日「ONE PIECEの日」
漫画『ONE PIECE』が連載を開始した1997年7月22日を記念し、㈱集英社によって制定された記念日。制定された2017年は、連載20周年という記念すべき年でした。
今や世界中で大人気のワンピース。2018年のワールドカップでは、試合終了後に『ONE PIECE』の主題歌「ウィーアー!」を大合唱するセネガル&日本サポーターが話題になりました!
Meilleure moment de la journée : chanter la musique de One Piece avec les Japonais après le match 🇸🇳🇷🇺🇯🇵 pic.twitter.com/IbQIqOJoVN
— Sulo (@JohnSulo) June 24, 2018
8月19日「ハイキュー!!の日」
人気テレビアニメ『ハイキュー!!』を製作する「ハイキュー!!」製作委員会が制定した記念日。アニメのPRが目的で制定されたそうです。
ヤマシタが大好きなマンガの一つで、男子高校バレーが舞台になっています。
どれくらい面白いかというと、「マンガは好きじゃない」と豪語した齢55のヤマシタ母を夢中にさせ、「サロンパスと汗と皮のにおいのする良いマンガ」と言わしめました。皆さんにもぜひ体感していただきたいですね~!
29日が金曜日となる日「キン肉マンの日」
漫画『キン肉マン』の魅力を伝える目的で、㈱ノース・スターズ・ピクチャーズによって制定された記念日。キン(金曜日)と肉(29日)を組み合わせて「金(キン)曜日が29(肉)日となる日」が記念日なんですって!
令和に読みたいおすすめの漫画をご紹介
本は電子書籍より紙派のヤマシタ宅には、数えきれぬほどのマンガ本があります(毎月数冊のペースで増え続けています)。そんな中から、令和に読みたいおすすめマンガを紹介します!
『ダンジョン飯』(久井諒子)は、モンスターを命がけで食べまくる漫画 久井諒子さん初の長期連載作品『ダンジョン飯』。
この作品の一番の見どころは、ダンジョンに住むモンスターを料理して美味しくいただいてしまうところです。ダンジョンでも冒険漫画は数あれど、そこに住むモンスターを「食べる」ことに焦点を当てた漫画が今まであったでしょうか!?
知るはずのないモンスター料理の絵から香りと味を想像してしまうほどにリアルで、しかもめちゃくちゃ美味しそうなんですよね。ずっと読んでいると本当にあるんじゃないかと思えてきます。
このリアルさは、モンスターの採取・捕獲の様子を丁寧に描いている所から生まれると思うんです。採取の仕方を工夫したり、料理方法を試行錯誤してみたり…。
現代では、土から育てなくても料理の素材は買えますし、調べればレシピだってたくさんあります。お店に行けば完成された料理を、コンビニなら24時間いつでも買うことが出来ます。
『ダンジョン飯』からは、私たちが忘れてしまいがちな食材への敬意や、創意工夫することの大切さを感じることができるんです。美味しそうに食べるシーンはもちろんですが、そういった点も含めて令和の今読んでもらいたい作品ですね!
…ま、食べているのはモンスターなんですけどね!!!
「まんがの日」、日本が誇る漫画文化を謳歌しよう!
まんがに関する記念日がこんなにたくさんあるなんて驚きでしたね。それだけ、まんがを愛し、広めたいと思う人が多いということなのでしょう。
「ONE PIECEの日」で紹介した動画のように、まんがやアニメは日本語が通じない国の人ともコミュニケーションを取ることが出来るツールとなりつつあります。
今や世界中から愛される日本文化、これからも大切に育てて世界へ発信していきたいですね!